取材報告

2006
アロカと日立メディコ
超音波診断装置の業務提携,資本提携に合意

会場風景
会場風景

左から,田中博明氏(アロカ常務取締役),吉川義博氏(アロカ代表取締役社長),稲員裕三氏(日立メディコ執行役社長),浜松 潔(日立メディコ執行役副社長) 左から,田中博明氏(アロカ常務取締役),吉川義博氏(アロカ代表取締役社長),稲員裕三氏(日立メディコ執行役社長),浜松 潔(日立メディコ執行役副社長)

 アロカ(株)と(株)日立メディコは,超音波診断装置の強化を目的とする業務提携,資本提携に合意した。4月28日(金)に経団連会館にて,アロカの吉川義博代表取締役社長,日立メディコの稲員裕三代表執行役執行役社長らが出席して緊急記者会見を行った。提携の内容は,@両社が保有する探触子の相互提供,A超音波診断装置および探触子の共同開発,B保有する技術の相互提供,C特許実施権の相互許諾の4点。また,両社の関係強化を目的として,5月にアロカが処分する自己株式350万株を日立メディコが引き受ける予定だ。これにより,同社がアロカの第2位株主になる。この提携により両社は,効率的な開発投資,開発のスピードアップ,製品ラインナップの相互補完を行うことで競争力を向上させていく。今回の提携で,両社を合わせたシェアは国内トップとなる30%を超えることになる。


●問い合わせ先
アロカ株式会社
総務部総務課:中澤
TEL 0422-45-9443
http://www.aloka.co.jp