会場風景
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ロビーには代表施設の
発表画像フィルムを展示
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高橋光幸
実行委員長
(写真1)
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土橋俊男氏
(写真2)
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受賞3施設の記念撮影
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Signa甲子園実行委員会(高橋光幸
実行委員長:横浜栄共済病院 写真1)が主催し,GE横河メディカルシステム(株)が後援する,第1回目の「Signa甲子園東日本大会」が11月26日(土),東京コンファレンスセンター・品川にて開催された。これは,日本全国で地域ごとにユーザーが自主的に行っているMRI
Signaユーザーズミーティングをベースに,各ブロックから選出された代表施設が画質と撮像技術を発表し,優秀な施設を選ぶものとして開催された。北海道,青森,東北,東京,神奈川,静岡,長野,福井の8ブロックが参加し,GEYMSの後援も得て,東日本大会として実現したものだ。
高橋光幸 実行委員長の挨拶に続いて,各ブロックから選出された施設の代表者による発表をはじめ,日本医科大学付属病院の土橋俊男氏(写真2)による特別講演「造影MRAについて」が行われた。当日の参加者は170名にのぼり,ロビーに展示された各発表施設の画像に熱心に見入る参加者の姿も多く見られるなど,盛り上がりを見せた。
審査は,各ブロックの審査員と発表者自身の計18名,さらにGEYMSのアプリケーション担当者6名の投票によって行われ,画質の美しさと撮像の工夫点・実現性などが総合的に評価された。金賞には静岡代表・浜松医科大学医学部附属病院が,銀賞には長野代表・長野市民病院が,銅賞には神奈川代表・北里大学病院がそれぞれ選ばれ,賞状と盾が授与された。
第2部では,GEYMS主催の「GE Healthcare MRI 最新技術発表会」が行われた。MR
セールス&マーケティング部の森 達彦氏が「GE Healthcare GE Ecomaginationについて」と題して,GEYMSの歴史や戦略などについて報告。環境問題に配慮した製品開発や温室効果ガス排出量の削減などへの取り組みを“Ecomagination”と名付け,企業姿勢として示した。また,内海一行氏はRSNA2005に先立ち,「GE
Healthcare MRI最新技術について」と題して,MRIの最新技術などについて報告した。
今回,東日本大会として初めて開催された「Signa甲子園」は,2006年には全日本大会の開催をめざしているという。装置の技術が急速な進歩を遂げる中,それを扱う診療放射線技師も技術の向上や創意工夫が求められている。それだけに,貴重な情報交換の場でもある「Signa甲子園」のさらなる発展が期待される。
●「Signa甲子園・東日本大会」受賞施設 |
金賞 静岡代表:浜松医科大学付属病院(放射線部: 竹田浩康,写真3)
「造影3D MRI Angiographyによる肺動静脈分離描出のための
工夫点について」
銀賞 長野代表:長野市民病院(診療放射線科:小林正人,写真4)
「Signa撮像テクニックの創意・工夫」
銅賞 神奈川代表:北里大学病院(放射線部:佐藤英介,写真5)
「非造影下MRVにおける撮像体位の工夫」 |
竹田浩康氏
(写真3)
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小林正人氏
(写真4)
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佐藤英介氏
(写真5)
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●その他の発表施設 |
札幌代表:札幌医科大学附属病院(放射線部:鈴木淳平)
青森代表:青森県立中央病院(放射線科:佐藤兼也)
東北代表:東北労災病院(放射線科:山崎 勉)
東京代表:東京大学医学部附属病院(放射線部:渡辺靖志)
多摩代表:東京医科大学 八王子医療センター(放射線科:津田英二)
福井代表:市立砺波総合病院(放射線技術科:形川真由) |
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