医療法人三栄会ツカザキクリニック(兵庫県姫路市下手野2-4-5,鷹取 浩院長)は8月4日,ホテルニッコー姫路を会場に「PET-CT開設記念講演会」を開催した。PET-CTの導入と,9月から稼働を開始することを記念して行われたもので,核医学界の権威である,New
York Presbyterian Hospital-Will Cornell Medical
Center/Director,Nuclear MedicineのStanley
J. Goldsmith氏(写真3)の講演が注目を集めた。
記念講演では,神戸大学大学院医学系研究科生体情報医学講座放射線医学分野教授の杉村和朗氏(写真1)が座長を務め,大阪市立大学大学院医学研究科核医学教授の塩見 進氏(写真2)が,「PET,PET-CT(研究から臨床へ)」と題した講演を行った。
続いてGoldsmith氏が,「米国におけるPET-CTの現状とトピックス」と題して,米国におけるFDGデリバリーやPET-CTの保険適用の現状などについて発表した。現時点では,PET-CTは腫瘍の検出において最も特異性が高く,FDGデリバリーにより,PET-CTの活用範囲が大きく広がったとし,7月末に「FDGスキャン(R)注」が認可されたばかりの日本でも,同様の道筋をたどるだろうとの考えを示した。
塩見 進 氏
(写真2)
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Stanley J.
Goldsmith氏
(写真3)
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