取材報告

2005
島津製作所,
「島津メディカルフェスタin京都,2005 Summer」を開催

来場者でにぎわう「島津メディカルフェスタin京都,2005 Summer」の会場
来場者でにぎわう「島津メディカルフェスタin京都,2005 Summer」の会場

「DIGITEX Safire VF
血管撮影システムの「DIGITEX Safire VF」では,高精細・高速リアルタイムDSAが可能で,頭部・胸部・四肢を含む全身のインターベンションに対応する。

SONIALVISION Safire
17×17インチの直接変換方式FPDを搭載したデジタルテーブルシステム「SONIALVISION Safire」には,独自のアプリケーションであるデジタルトモシンセス機能(オプション)があり,1回の撮影で任意の断層面を再構成することができる。


 (株)島津製作所は,2003年に世界で初めて9×9インチサイズの動画対応直接変換方式FPD「Safire」を搭載した血管撮影システム「DIGITEX Safire」を発表し,歪みのない高画質な画像は高く評価された。さらに,翌年発表した17×17インチの大視野サイズ直接変換方式FPDを搭載したデジタルテーブルシステムとX線撮影システムでは,最小限のポジショニング操作によりあらゆる領域をフルカバーで撮影でき,高画質・低被曝を実現している。同社は7月28〜30日,この直接変換方式FPD「Safire」を搭載したX線装置の販売台数が100台を突破した記念として,「島津メディカルフェスタin京都,2005 Summer」を,本社・三条工場内のメディカルセンター(京都市中京区)において開催した。

 100台の内訳は,血管撮影システム「DIGITEX Safire」42台,17×17インチの直接変換方式FPDを搭載したデジタル テーブルシステム「SONIALVISION Safire」とCアーム型の多目的X線テレビシステム「Cvision Safire」48台,17×17インチの直接変換方式FPDを搭載したX線撮影システム「RADIOTEX Safire」20台である。

 撮影設備を有する会場のメディカルセンターでは,デジタルテーブルシステム「SONIALVISION Safire」とX線撮影システム「RADIOTEX Safire」の両機種で,実際にファントムを使った実験用の撮影が行われ,来場者はSafireの高画質・高機能性を実感していた。

SONIALVISION Safire
来場者は,「SONIALVISION Safire」の操作卓にて操作・撮影を行い,Safireの高画質・高機能性を実際に体験できる。
 

RADIOTEX Safire
17×17インチの直接変換方式FPDを搭載したX線撮影システム「RADIOTEX Safire」は,操作室と同じ操作が可能な操作パネルが装置側にも付き,立位撮影では撮影位置を合わせると自動的に管球が追随するなど,機械的な運動性が高く,操作性に優れている。


Cvision Safire 血管系/非血管系IVRや消化管などに多目的に適用できるコンパクトなCアームテーブルである「Cvision Safire」は,多目的X線テレビシステムとしては最高の7.5f/sによるリアルタイムDSAを実現し,腹部などの血流の速い部位の末梢血管まで的確に描出できる。

SEPIO Series まったく新しいタイプのマンモグラフィ用自動露出制御システム・Flex AECに対応したマンモグラフィシステム「SEPIO Series」は,48個の小型検出器により,検査者による検出器の選択が不要で,乳房組織の構成を分析し,最適な露出が自動決定されるため,診断に有用な高画質画像がコンスタントに得られる。

●問い合わせ先
株式会社 島津製作所医用機器事業部マーケティング部販売促進課
TEL 075-823-1271 FAX 075-811-8185
http://www.med.shimadzu.co.jp