会場風景
|
開会の挨拶をする
渡辺英雄 氏
(AZE戦略企画部部長)
|
閉会の挨拶をする
畦元将吾 氏
(AZE代表取締役社長)
|
セミナーの後で行われた情報交換会では,Virtual
Placeの実機によるデモンストレーションも実施された。
|
|
医療用高速画像解析ソフトウェアベンダー(株)AZEの高速三次元画像解析ワークステーション「AZE
Virtual Placeシリーズ」は,2005年7月までの導入実績が330台に達している。同社は昨年,サービスセンターを広島に開設し,今年中に福岡にも開設を予定している。さらに本年7月には,トレーニングセンターの充実のため,東京・大手町に本社の移転を行った。躍進著しい同社が,全国的に展開している既存のユーザーや一般の医師・診療放射線技師を対象としたセミナー「INNOVATIVE
AZE 2005 HIROSHIMA」が7月22日(金),リーガロイヤルホテル広島(広島市中区)において,100名を超える参加者を集めて開催された。
セミナーの第一部では,古川隆志氏(広島大学病院放射線科
診療放射線技師長 写真1)の座長のもと,最初に沖田 泉氏(安佐市民病院放射線科主任技師 写真2)が「マルチアングルスライスの使用経験」をテーマに講演した。同氏は,マルチアングルスライスソフトでは複数のスライス面をリアルタイムで確認できることや,一度に多椎間のアキシャル画像を作成できるため,撮影時間の短縮が図れるなどの利点があるとしながらも,側彎の症例では作成できないなどの欠点もあるとして,今後の要望等を述べた。続いて,西丸英治氏(広島国際大学大学院 写真3)が「当院でのバーチャルプレイス活用術」のテーマで講演した。同氏は,三次元再構成画像の解像度に疑問があったとし,Virtual
PlaceでのZ軸方向の解像度測定とCT画像のヘリカルアーチファクトの定量評価について述べた。そして,その計測の正確さを紹介し,Virtual
Placeが研究やその他の用途においても威力を発揮するであろうとした。最後に石風呂実氏(広島大学病院放射線部主任診療放射線技師 写真4)が「三次元の重ね合わせ画像」のテーマで講演した。同氏は,重ね合わせには“レイ ヤー”“マルチボリューム加算”“フュージョン”の3種類があるとして,それぞれの長所・短所について解説し,作成方法・作成上の注意点を紹介した。
第二部では,伊藤勝陽氏(広島大学医歯薬総合研究科展開医科学専攻病態情報医科学講座教授 写真5)の座長のもと,最初に伊達信忠氏(AZE品質管理部アプリケーションスペシャリスト 写真6)が「AZE
Virtual Placeシリーズの機能紹介」のテーマで,特に心臓領域を中心としたワークステーションの利用法として,同社の心臓領域の解析ソフトウェアの数々を紹介した。最後に笹井信也氏(福山市民病院放射線科科長 写真7)が「3Dワークステーションを使った画像診断」のテーマで講演した。同氏は,MDCTにより診断能が向上し,他の診断法への依存度が低下したとした。そして,3Dワークステーションの必要性を説き,放射線科医が3D画像をどのように利用しているかについて,さまざまな画像で紹介した。
第 1 部 |
|
|
|
|
|
|
|
古川隆志 氏
(写真1) |
|
沖田 泉 氏
(写真2) |
|
西丸英治 氏
(写真3) |
|
石風呂 実 氏
(写真4) |
第 2 部 |
|
|
|
|
|
|
伊藤勝陽 氏
(写真5) |
|
伊達信忠 氏
(写真6) |
|
笹井信也 氏
(写真7) |
|
|