「INNOVATIVE AZE 2005 SAPPORO」会場風景
(株)AZEの畦元将吾社長が挨拶に立ち,常に革新的で創造的な商品開発を進める同社の姿勢をアピールした。
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(株)AZEは6月10日(金),既存ユーザーや一般の医師・診療放射線技師を対象とした講演会・情報交換会「INNOVATIVE
AZE 2005 SAPPORO」を,北海道の札幌全日空ホテルにて開催した。これは,同社が全国的に展開しているセミナーの一環で,2005年3月に薬事承認を取得した高速三次元画像解析ワークステーション「AZE
Virtual Placeシリーズ」が,臨床の現場でどのような役割を果たしているかをわかりやすく伝えることを目的としている。今回は,実際に同シリーズを活用している医師と技師4名が,それぞれの施設での臨床経験をもとに講演を行った。
当日は100人以上の参加者が来場し,高速三次元画像解析ワークステーションへの注目の高さがうかがえた。はじめに,(株)AZE代表取締役社長の畦元将吾氏が挨拶に立ち,同社の革新的で創造的な商品開発姿勢について説明。同時に,業務拡大のため,7月1日(金)に本社を大手町に移転することを報告した。
「Virtual Place Fusion機能の活用法」と題した,禎心会セントラルCIクリニック放射線部の越智伸司氏の講演では,PET/CTでのフュージョンを中心に説明し,話題のDWIBSとのフュージョンについても発表した。
札幌医科大学附属病院放射線部の平野透氏は,「大動脈,腹部3次元画像の作成方法」と題して講演し,時間短縮のための画像作成テクニックの実例を示した。
放射線科以外の医師からの発表として,北海道社会保険病院消化器科医長の定岡邦昌氏は,「AZE
Virtual Placeを用いたCTコロノグラフィーの臨床応用」と題して講演し,ワークステーション,内視鏡,超音波内視鏡でのそれぞれの活用方法などについて述べた。
最後に,北海道大学病院放射線科の小野寺祐也氏が「肝臓解析ソフトを用いた肝切除計画の有用性」と題し,AZEのオリジナルソフトウェアである肝臓解析ソフトを実際に使用して,精度の高い肝切除計画が行われている現状について講演。その具体的な内容は,参加者の注目を集めていた。
講演終了後には,(株)AZE副社長の関橋秀治氏が,4月からハードウェア,ソフトウェアを一新した新製品「AZE
Virtual Placeシリーズ」について紹介。その機能や操作性について報告した。
「INNOVATIVE AZE 2005
SAPPORO」講演内容
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●演題1 「Virtual Place Fusion機能の活用法」
禎心会 セントラルCIクリニック放射線部 越智伸司
●演題2 「大動脈,腹部3次元画像の作成方法」
札幌医科大学附属病院放射線部 平野 透
●演題3 「AZE Virtual Placeを用いたCTコロノグラフィーの 臨床応用」
北海道社会保険病院消化器科医長 定岡邦昌
●演題4 「肝臓解析ソフトを用いた肝切除計画の有用性」
北海道大学病院放射線科 小野寺祐也 |
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