医療情報システムの相互接続性の確保を目指すIHE-Jが,2月22日(火)〜25日(金)の4日間にわたり,東商センター(東京)においてコネクタソンを実施した。今回は,ベンダー23社から100人以上が参加し,放射線部門関連システムをはじめ,前回の約1.5倍となる48システム・機器についてテストが行われた。
コネクタソン(Connectathon)は,Connection(接続)とMarathon(マラソン)を合わせた言葉。マルチベンダーシステムの相互接続性を確保するための手段として,システム・機器がIHEの策定しているテクニカルフレームワークに準拠しているかを確認する接続テストの場である。参加ベンダーは,MESA(Medical
Enterprise Simulators and Analyzer)ツールによる接続テストを事前に行うことが必須。期間中は,SWF(Scheduled
Workflow:画像検査における通常運用のワークフロー),CPI(Consistent
Presentation of Image:画像表示の一貫性確保)などの統合プロファイルを中心に,3社以上 の他社システムとの接続テストが要求されている。
今回のテストの結果は,4月8日(金)〜10日(日)に開催されるJRC 2005において公表され,昨年に引き続きCyberRad
2005ではシナリオに沿った接続のデモンストレーションが行われる予定である。
|