オリンパス,生体材料および再生医療に特化した
|
|
オリンパス(株)は9月21日(火),生体材料事業と再生医療事業,および関連製品の研究開発,製造,販売に特化した,100%出資の新子会社「オリンパスバイオマテリアル(株)」を9月1日に設立し,10月1日から営業を開始すると発表した。
オリンパスでは,整形外科分野において,生体に吸収されながら骨に置換する特性を持つ“β-TCP(ベータリン酸三カルシウム)”を材料とした骨補填材「オスフェリオン」を1999年から販売してきた。また,β-TCPをベースにした培養骨の事業化を目指し,2002年には再生医療事業への参入も果たした。さらに今回,新会社を設立し,生体材料事業および再生医療事業を分離・特化することで,@意思決定の迅速化による事業スピードの向上,A事業一貫体制の確立,B生体材料事業と再生医療事業の事業シナジーの強化,を図るという。将来的には,歯科用人工骨補填材料をはじめ,そのほかの生体材料,培養軟骨,骨以外の組織・臓器なども手掛ける計画だ。 ●問い合わせ先 |