がんを知る10日展
|
|
アメリカンファミリー生命保険会社が主催し,日本医師会,港区医師会,森ビル株式会社が後援した「がんを知る10日展」が9月17日〜26日まで,六本木ヒルズで開催された。1974年,日本初のがん保険を発売したアメリカンファミリー生命保険会社(アフラック)が日本での創業30周年を記念し,“がん”に対する知識の普及を図る活動の一環として企画。(財)癌研究会附属病院,国際医療福祉大学の監修のもと,がんの発生メカニズムから,診断,治療,予防に至るまでを具体的に知ることができる,がんの総合展である。会場は,通路に添って,視覚・聴覚・触覚に訴える効果的な展示手法が好評を博し,10日間の来場者数は1万4317名と盛況であった。
展示は,「ミクロの世界でがんを知る」「日本人に多いがんを知る」「最先端医療からがんを知る」「講演会でがんを知る」「ライブイベント」の5つのコンテンツに分けて展開された。なかでも,会場中央のイベントステージで行われた「講演会でがんを知る」は,専門医やがん体験者の講演4題が企画され,注目を集めた。初日には,中川恵一氏(東京大学医学部放射線科助教授/緩和ケア診療部長)が,「知っておきたい,がん治療〜切らない治療・放射線〜」と題した講演を行い,高齢化に伴い増え続けるがんの現状と,切らない治療法として期待される放射線治療についてわかりやすく解説した。 会場ではほかに,「夏目雅子写真展」((財)骨髄移植推進財団後援)や「小児がんの子どもたちの絵画展」((財)がんの子供を守る会協力)も併催された。 ●問い合わせ先 |