(社)日本画像医療システム工業会(JIRA)は6月1日(火),平成16年度通常総会を池之端文化センター(東京)で開催した。
総会に先立ち,「医療の行方――医療提供と診療報酬」と題して,野口雄司氏(富士フイルムメディカル(株))が講演を行い,画像診断を中心とした診療報酬のしくみなどを解説。現在,その在り方が問われている中央社会保険医療協議会(中医協)についても言及した。
総会ではまず,平成15年度事業報告(案)および平成15年度収支決算(案),平成16年度事業計画(案)および平成16年度収支予算(案)について報告。出席した約80名の会員の承認を得た。特に,平成16年度に関しては,「前年と比べ大きな変更はないが,薬事法の改正など医療をとりまく環境の変化に対応し,さらに活動をひろげていきたい」としている。
また,第5号議案として平成16・17年度会長および副会長の選出が行われ,会長には桂田昌生氏が,副会長には猪俣 博氏((株)日立メディコ),岡本宰臣氏((株)岡本製作所),平塚昭博氏(シーメンス旭メディテック(株)),和迩秀信氏((株)島津製作所)らが就任した。
最後に,会長に再選された桂田氏は挨拶のなかで,「医療を取り巻く環境は大きく変化している。われわれ工業会はこれをチャンスととらえ,診療報酬に対する議論をはじめとした行政に対するさまざま働きかけを進めている。それに対し,行政側からも改定薬事法や医療機器総合機構といった,いろいろな環境が提案されるなど大きな成果を上げている。今後は,国際的な動きにも合わせつつ,多方面にさらなるアピールを続け,JIRAメンバーのみなさんと共に活動をひろげていきたい」と抱負を述べ,今後,JIRAをさらに飛躍させたいとした。
●問い合わせ先
(社)日本画像医療システム工業会(JIRA)事務局
TEL 03-3816-3450(代)
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