2004年で創立10周年を迎えた保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は6月2日,経団連会館において平成16年度通常総会を開催した。総会では,平成15年度の事業報告・決算報告および平成16年度事業計画・事業予算が審議され承認された。また,新役員および新会長が選任され,新会長には(株)日立製作所取締役社長・庄山悦彦氏が就任した。
平成16年度の事業計画では,医療のIT化の推進気運は高 まっているとして,運営方針を次のとおりとした。
「グランドデザイン推進に向けて普及推進,標準化,適切なセキュリティ対策,IT化財源の確保等さまざまな角度から検討してきたが,いまだに課題も多く,模索の域を脱出できない状況にある。その結果が今後の事業環境に大きく影響することは明らかで,その点できわめて重要な時期であり,産業界として積極的に活動していく必要がある。すでに,行政,学会,MEDIS-DCや日本医師会を含むユーザーも各々の立場で課題に真剣に取り組んでおり,本年はそれらの課題に対する共通 の認識を得るために,各関係機関との連携 協力を密にし,保健医療福祉のIT化推進にJAHISが中期計画で定めた,@
情報の的確な収集と伝達,A 事業環境の改善と市場拡大,B 共通基盤の確立,C 公的使命への責任の4つの重点方針を柱として積極的に取り組んでいく」
さらに,この4つの重点方針に基づいた具体的な事業概要が示された。
●問い合わせ先
保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)
TEL:03-3506-8010 FAX:03-3506-8070
http://www.jahis.jp
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