ITEM2005ブースリポート

Made for Life ―トータルソリューションとサービスを提供
東芝メディカルシステムズ
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◆ブースのコンセプト
 東芝は,国産メーカーの中で,画像診断に限らず医療分野の広い範囲のさまざまなシーン,例えば病院情報システム,放射線部門システム,その他の部門システムも含めて,トータルにサービスを提供できる会社を目指しています。今回の展示会も,そういったことをイメージしつつ,放射線科医や診療放射線技師の先生方,あるいはビジネスパートナーにわれわれの提供できる価値をわかっていただくというのがコンセプトです。
 会場には,ご好評いただいているMSCT,シェアを伸ばしているMRI,フルラインナップがそろっている超音波やFPDシステム,画像ネットワークシステム,ピンクリボン運動を中心としたマンモグラフィなど,放射線部門に向けてご提供できるソリューションを一堂に展示しました。なかでも世界初のガントリ移動スキャン方式PET/CT「Aquiduo」は,タイミング良く薬事承認を取得して販売を始めたところです。
武藤安弘営業推進部部長
武藤安弘
営業推進部部長

●MSCT
マルチスライスCT「Aquilion 64」
マルチスライスCT「Aquilion 64」
0. 5mmスライス0.4秒高速スキャンの64列マルチスライスCT「Aquilion 64」(新製品)は,高画質モードでも頸部から足先まで30秒以内に撮影可能。心臓を7秒以内で高画質撮影でき,循環器領域における今後の応用が期待される。量子ノイズ除去フィルタの採用により被曝低減を図っている。「Aquilion 64」の隣には,「Aquilion LB」(新製品)が展示され,こちらも注目を集めていた。「Aquilion LB」はガントリ開口径が90cmと広く,患者に無理のある体位を強いず,検査体位の幅も広がる。

●PET-CT
PET-CT装置「Aquiduo」
PET-CT装置「Aquiduo」(新製品)は世界初となる固定寝台のガントリ移動スキャン方式を採用。CT部分には0.5秒スキャン,0.5mmスライスが可能なAquilion 16列システムを搭載している。4月4日に発売が開始されたばかりで,来場者の注目を集めていた。

●MRI
ブースデモでは歪みの少ない高精度画像を高速で撮影できる点などが強調された短軸・静音の1.5T MRIシステム「EXCELART Vantage F2-Edition」(新製品)。現在注目を集めている躯幹部の拡散強調画像“Body Diffusion”や,非造影で末梢血管の動静脈分離を可能にする“Flow-Spoiled FBI”,血液励起の非造影動静脈分離法“t-SLIP”など最新のアプリケーションに対応する。
MRIシステム「EXCELART Vantage F2-Edition」

●Angio & X-ray
Angioシステム「Infinix Celeve FPD system」   FPD搭載のデジタル方式X線一般撮影システム「RADREX i」   マンモグラフィ装置「Mammorex Plus」
Angioシステム「Infinix Celeve FPD system」は,34cm×34cmの直接変換方式FPDを搭載することで,歪みのない大視野高画質画像をつくり出す。3Dアンギオ能力の高度化に注力し,高画質画像の超高速表示を実現した。血管だけでなく,ステントや骨情報までを同時に高精度に表示するFusionアプリケーションを備えている。   FPD搭載のデジタル方式X線一般撮影システム「RADREX i」(新製品)は,デジタル画像処理装置とX線高電圧装置の操作部を一体化している。RIS端末とも連携し,撮影後はすぐに操作パネルに画像を表示することができる。   X線管・グリッドを改良し,さらなる高画質を実現したマンモグラフィ装置「Mammorex Plus」(新製品)は,IDネームプリンタやCR接続キットにより撮影情報の写し込みができる。AEC検出器は前後左右に自在に移動させることができ,さらに受光部サイズは大小の切り替えができる柔軟な設計となっている。

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