医用画像ハンドブック
■医用画像に関連する精度の高い情報をまとめ上げたハンドブック!
医用画像に関して,モダリティに共通する基礎と,DR,CT,MR,核医学画像などモダリティ別のハードウェア概要,画像生成理論,画像特性の評価,画像処理・解析などを体系的に幅広くその分野を漏洩なく網羅し,かつ,わかりやすくまとめたハンドブック。
診療放射線技師,医師,歯科医師,臨床検査技師,看護師,医療機器メーカの技術者,研究者,工学系の研究者など,医用画像を扱う方,そして医用画像を学ぶ学生のために,わかりやすく記述してある。
■監修
石田 隆行(広島国際大学)
桂川 茂彦(熊本大学)
藤田 広志(岐阜大学大学院)
■編集委員
中森 伸行(京都工芸繊維大学大学院) 第1編
福島 重廣(九州大学大学院) 第1編
杜下 淳次(九州大学大学院) 第2編
市川 勝弘(金沢大学医薬保健研究域) 第3編
宮地 利明(金沢大学医薬保健研究域) 第4編
片渕 哲朗(岐阜医療科学大学) 第5編
椎名 毅(京都大学大学院) 第6編
荒木 不次男(熊本大学) 第7編
奥村 泰彦(明海大学) 第8編
小倉 敏裕(群馬県立県民健康科学大学大学院) 第9編
大倉 保彦(広島国際大学) 第10編
■推薦の言葉
土井 邦雄 先生 群馬県立県民健康科学大学 学長 シカゴ大学 名誉教授
アメリカでは,20世紀の医学の進歩に大きな貢献をしたのは,臓器移植,分子/遺伝子医療と,医用画像(Imaging)の3分野と言われています。そこで,本書「医用画像ハンドブック」は,医学における重要な一つの分野「医用画像」についての集大成と考えることが出来ます。医用画像ハンドブックでは,現在,臨床に利用できる多くのモダリティによる複雑な画像形成やハードウェアだけでなく,画像処理,画像認識,画像評価,コンピュータ支援診断,画像情報システムなどの詳細を,わかりやすく説明しています。このように広範囲にわたる詳細で,野心的な医用画像ハンドブックは,世界でも初めての試みだと思います。このハンドブックが出版できたのは,第一線で活躍する約160人の執筆者の努力のお陰です。本書の読者対象は,大学,病院,企業,研究所,行政機関などで,医用画像に関係する仕事に携わる多くの方々ですが,例えば,研究者,医師,看護師,技術者,教員,学生,行政官,事務官などにとっては,必要なときに役に立つ座右の書となることと信じます。
■主要目次(総頁数1616頁,カラー頁62頁)
第1編 医用画像の基礎(388頁)
第2編 X線画像(228頁)
第3編 X線CT画像(188頁)
第4編 MR画像(138頁)
第5編 核医学画像(146頁)
第6編 超音波画像(106頁)
第7編 放射線治療の画像(62頁)
第8編 歯科領域の画像(68頁)
第9編 さまざまな医用画像(92頁)
第10編 画像情報システム(103頁)
付録
画像データベース・画像処理ライブラリ(11頁)
索引(25頁)
英文索引(22頁) |