医療新生
−未来を拓く処方箋をデザインする−
編著:水巻 中正(国際医療福祉大学大学院教授) |
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2008年度の診療報酬改定において,病院勤務医の負担の軽減が“緊急課題”とされ,「本体部分」については8年ぶりのプラス改定(0.38%)となるなど,国はようやく崩壊を阻止すべく一歩を踏みだした。また,超党派の国会議員111名が「医療現場の危機打開と再建を目指す議員連盟」を結成し,わが国の医療現場を立て直し,国民的な議論の喚起と政策の実現を図るべく行動をはじめた。まさに今,医療崩壊から医療新生へのうねりが広がろうとしている。
本書は,2008年を医療崩壊からの脱却,医療新生の萌芽の年と捉え,医療を蘇生させ,活性化する新生のデザインを自由かつ大胆な発想で描いており,病院,診療所,医療・製薬関連企業・団体及び関係者,医業コンサルタント,行政,各種研究機関等の方においては,ぜひお読みいただきたい1冊です。
【 目次 】
第1部 「医療崩壊 検証」 水巻 中正
第2部 「医療新生 元年」 水巻 中正
第3部 「病院のブランド力」 小川 陽子
第4部 「療養病床の削減・再編の行方」 金川 仁子
第5部 「診療報酬の不正請求にメスを」 水野 晃
第6部 「医療イノベーションで世界をリードする」 石塚 稔
第7部 特別対談「医療新生」へ向けて国民的運動を起こそう
水巻中世vs尾辻秀久(参議院議員,元厚生労働大臣)
第8部 「医療新生の要件」 水巻 中正 |