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医療大転換期の病医院経営戦略マニュアル・シリーズ No.10
2008年度診療報酬改定
ポイント解説と病医院経営シミュレーション

監修:川渕 孝一 (東京医科歯科大学大学院教授)
編集:最新医療経営「フェイズ3」編集部
執筆:工藤 高 (メディカル・マネジメント・オフィス代表,大東文化大学非常勤講師)

2008年度診療報酬改定 ポイント解説と病医院経営シミュレーション 


 2008年改定の改定率は診療報酬本体+0.38%,薬価▲1.2%で差し引き▲0.82%で決定した。 8年ぶりの本体プラスが強調されているが,実質的なマイナス改定に変わりない。医療崩壊と言われるが,わずかの本体プラス部分も医療機関の機能に応じたメリハリのある配分になる。
  後期高齢者医療制度も同時スタートとなり,在宅機能やかかりつけ医機能を重視した診療所点数が導入となった。急性期では7対1入院基本料へ看護必要度の導入とDPC対象の病院の拡大,回復期リハビリ病棟では改善度に応じた成果主義の導入,亜急性期入院医療管理料では要件緩和,医療療養型も点数引き下げと将来的な質による入院料評価を行なうための基盤整備が導入。さらに転換型老健との関係など,単なる個々の点数のアップダウンではなく,各都道府県が作成する新たな地域医療計画というマクロの医療提供体制と密接にリンクしている。
  本書はそれらの内容と影響についてシミュレーションを織り交ぜながら解説し,今次改定の影響度を探るべく詳細なシミュレーションを敢行し,今後の医療機関経営の方向性を大胆に示唆する。

【 目 次 】
第1部 2008年度改定の意味するもの
第2部 主要項目解説:2008年度診療報酬改定のポイント
【緊急課題】産科や小児科をはじめとする病院勤務医の負担の軽減
  (1)患者から見て分かりやすく,患者の生活の質(QOL)を高める医療を実現する視点
  (2)質の高い医療を効率的に提供するために医療機能の分化・連携を推進する視点
  (3)我が国の医療の中で今後重点的に対応していくべきと思われる領域の評価の在り方について検討する視点  
 (4)医療費の配分の中で効率化の余地があると思われる領域の評価の在り方について検討する視点  
 (5)後期高齢者の診療報酬について
第3部 タイプ別影響度シミュレーション
  1.急性期病院(DPCと出来高)
  2.回復期リハビリテーション病棟
  3.亜急性期入院医療管理料
  4.療養病棟
  5.診療所


価 格
2,625円 (本体 2,500円+税5%)
発 行
日本医療企画
発行日
2008年5月15日
体 裁
A4判/本文2色刷/並製/120頁

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