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命と向き合う
老いと日本人とがんの壁
中川恵一(東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部長)
養老孟司(東京大学名誉教授・解剖学者)
和田秀樹(国際医療福祉大学大学院教授・精神科医)
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若々しく元気で長生きすることが望まれる現代にあって,人は「老いや死」を“自然なこと”“自分のこと”として受けとめにくいようだ。しかし,人間の死亡率は100%であって,誰も永遠には生きられない。
本書は,緩和ケアに積極的に取り組む東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部の中川恵一氏,『バカの壁』などで日本人のあり方を説く解剖学者の養老孟司氏,現代人の心の問題を考察する国際医療福祉大学大学院教授・精神科医の和田秀樹氏の3人が,「がんの現状と治療法」「緩和ケア」「日本人の死生観」など,“死ぬこと,生きること”について深く鋭く語っている。
第1部 「日本人とがんの壁」
第2部 「現代ニッポン人論」
第3部 「日本人の死生観」
第4部 「がんでもボケても」
第5部 「日本人と老い」
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