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切らずに治す
がん重粒子線治療がよくわかる本
著者:辻井博彦・遠藤真広
(独立行政法人 放射線医学総合研究所
重粒子医科学センター)
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千葉県の放射線医学総合研究所における重粒子線によるがん治療は,1984年にプロ ジェクトがスタートして以来,装置の設計と製作に10年,その後の臨床試験に約10年,計20年が経ち,ようやく一昨年(2003年)の10月に高度先進医療として承認された。一般医療としてがん治療の選択肢の1つとなった今,一部のがんにおいては非常に優れた効果をもたらす治療法である。本書は,重粒子線によるがん治療を一般向けにわかりやすく解説したものである。
●目 次
第1章 がん治療のいま――すすむ研究と治療法
第2章 強く,体にやさしい重粒子線治療――放射線治療の限界を超えて
第3章 重粒子線治療はこうしておこなわれる
第4章 こんながんが重粒子線治療に向く
――私たちの重粒子線治療体験記
第5章 重粒子線治療のこれから――広がる可能性を追って
第6章 Q&A――重粒子線治療を受けるには
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