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『前立腺がん治療法あれこれ』−密封小線源治療法とは?−
●制作
東京慈恵会医科大学
泌尿器科 三木 健太 先生
放射線科 青木 学 先生
●監修
埼玉医科大学国際医療センター
放射線科 土器屋 卓志 先生
国立病院機構 東京医療センター
泌尿器科 斉藤 史郎 先生
放射線科 萬 篤憲 先生
東京女子医科大学
放射線科 秋元 哲夫 先生
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このDVDは東京慈恵会医科大学をはじめとする小線源治療の専門家の先生方が小線源治療を受ける患者さんやこの治療を希望する患者さんのためにこの治療の実際と長所や気をつける点をわかりやすく解説したものである。
がんの3大療法の中で根治できるのは,手術と放射線治療しかない。しかし,がんの治療法の中で世界標準である放射線治療は,日本では傍流にすぎない。欧米先進国はもとより東南アジアの患者も含めて世界の患者の半数以上が放射線治療を受けているのに,日本ではようやく25%程度と推測されている。 それは放射線治療医数の絶対的不足とも関係している。10万人以上もいる外科医に対して,放射線治療の専門医はたったの600人程度しかいないのだ。したがって,日本では依然として外科手術が主流となっている。こういうバックグラウンドの中で,「市民のためのがん治療の会」は軸足を少し放射線治療に置いている。
このところ急増している前立腺がん患者にとって,「切らずに済む」かもしれない放射線治療は極めて魅力的だが,放射線治療は手術や薬(抗がん剤)に比べ治療の機序や診療システムもよくわからず,ましてや小線源治療などほとんど具体的な情報がない状況に鑑み,本DVDの制作に携われた先生方に市民のためにがん治療の会を通じても頒布できるようにお願いしてきた。 このたび,各先生方に本会の理念に賛同いただき,また,このDVDが小線源治療の啓発のために広く行き渡ることを願われ,市民のためのがん治療の会を通じても積極的に頒布することの許可をいただいた。本DVDは非売品であるが,本会を通じての場合は本会の他の配布DVDと同様の扱いで梱包費用や郵送料ならびに若干の事務手数料を加えお送りする。
●内容
イントロダクション / 前立腺がんについて / 前立腺がん治療法のあれこれ
小線源治療について(密封小線源療法とは 治療の手順 入院中のこと)
/ 退院後の注意点
(生活上の注意点 副作用について 必ず治療後も外来通院しましょう)
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