東芝メディカルシステムズ(株)は,すべてのCTラインアップへCTの低線量撮影技術「AIDR 3D」の搭載を完了した。これにより,今後発売される東芝のCTはすべて低線量での撮影が可能となる。
7月に発売開始の新製品Aquilion™ LB /New Generation(注1)のリリースをもって,同社が現在発売している4列,16列,64列,80列,160列,320列のマルチスライスCTおよび,ラージボアCT(開口径900mm)の全機種にAIDR 3Dの搭載を完了した。
昨年10月に発表したAIDR 3Dは,逐次近似法を応用した東芝独自の最新画像再構成技術。最大でノイズを50%,被ばくを75%低減しながらも再構成時間はほとんど変わらず,日常CT検査のスループットに影響を与えることはない。
社会の被ばくへの関心が高まるなか,4列の普及機種から,320列の最高機種に至るまで,同社は「すべてのCT検査は低被ばくであるべき」との思いから,AIDR 3DをすべてのCTに標準仕様とした。
AIDR 3Dはすでに世界中の施設で使用され,高い評価を得ている。日常ルーチン検査における被ばく低減はもちろんのこと,320列エリアディテクターCT Aquilion ONE™だけが提供できる臓器全体の一回転撮影,動態撮影,小児の短時間撮影における大幅な被ばく低減など,新たな診断領域への広がりに繋がりつつある。
●AIDR 3Dを標準装備とする東芝CTラインアップ
Aquilion ONE / Vision Edition 注1)
Aquilion ONE / Global Standard Edition 注2)
Aquilion / PRIME 注3)
Aquilion / CXL Edition 注4)
Aquilion / RXL Edition 注4)
Alexion™ / Advance Edition 注5)
Alexion 注6)
Alexion / Access Edition 注7)
Aquilion /LB New Generation 注8)
(注1)開口径900mm,画像化領域850mmΦを実現した16列マルチスライスCTのソフトウエアを刷新。ラージボアCTは,器具を装着した患者さんや救急時,穿刺手技を伴う撮影時に大きな威力を発揮する。
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販売名 |
薬事認証番号等 |
注1 |
東芝スキャナ Aquilion ONE TSX-301C |
224ACBZX00004000 |
注2 |
東芝スキャナ Aquilion ONE TSX-301A |
219ACBZX00029000 |
注3 |
東芝スキャナ Aquilion PRIME TSX-302A |
222ACBZX00083000 |
注4 |
東芝スキャナ Aquilion TSX-101A |
21000BZZ00377000 |
注5 |
東芝スキャナ Alexion TSX-034A |
224ACBZX00029000 |
注6 |
東芝スキャナ Alexion TSX-032A |
222ACBZX00082000 |
注7 |
東芝スキャナ Alexion TSX-033A |
223ACBZX00080000 |
注8 |
東芝スキャナ Aquilion TSX-201A |
21700BZZ0008700 |
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