(株)シグナルトークは,認知機能をチェック・管理できるWebサービス,『脳測(のうそく)』を,7月12日に開始する。
●「脳測」の特長
「脳測」は,以下の特長があり,認知機能低下の早期発見を促すと共に,医療機関を早期に受診し,治療を行うためのきっかけを提供する。
- “認知機能”をパソコンで簡単にチェックし,数値化できる。
- “認知機能”の推移をオンラインで確認できる。
- “認知機能”の測定について実効性が証明されたテストを使用している。
また,認知機能障害の背景には「注意力」「エピソード記憶」「遂行機能」「ワーキングメモリ(作業記憶)」などの低下が原因としてあり,『脳測』では,それぞれに対応した4つのテストによる認知機能チェックができる。これらのテストは,MMSE(Mini-Mental State Examination=認知機能や記憶力を測定できる11の項目からなる医学検査)の結果との相関が見られたことが実証されている。学術的背景(エビデンス)は以下の通り。
○論文1
Computerized Assessment Tool for Healthy Elderly Persons as a Predictor of Cognitive Function→「Jikeikai Medical Journal 57巻」に掲載
○論文2
Validity and reliability of a computerized cognitive assessment tool 'Higher Brain Functional Balancer' for healthy elderly people→「認知神経科学 Vol.12」に掲載
● テスト内容
- フラッシュライト(ワーキングメモリをチェック)点燈する順番を記憶して答える。
- ルート99(遂行機能をチェック)ゴールまでの経路を正しく結ぶ。
- 視覚探索(注意力をチェック)数字や文字の順を早く結び付ける。
- ストーリー(エピソード記憶をチェック)物語を読み,質問に答える。
上記の通り,『脳測』サービスは,一般に脳機能をトレーニングすると称して展開されているカジュアルなゲームとは,その目的も機能も一線を画するものである。
『脳測』は,(株)創生 生体工学研究所代表(日本生体医工学会 BME on Dementia研究会会長,日本早期認知症学会理事長)の志村 孚城氏,国立成育医療研究センター・リハビリテーション科医長・発達評価センター長の橋本 圭司氏の知見や研究成果に基づく情報を適切に反映していくことを趣旨としており,さらに,諏訪東京理科大学 教授の篠原 菊紀氏,レデックス認知研究所所長の五藤 博義氏の協力を得ている。
●『脳測』
URL : http://nosoku.jp/?prs=20120712
主な対象: 50歳以上の男女
無料期間: 2012年7月12日開始(〜2012年8月14日まで) |