※2012年6月12日米国発表リリース翻訳
米国の製品安全試験・認証機関であるUL Inc.(以下UL)は,コンティニュア・ヘルス・アライアンス(以下,コンティニュア)の協力の下,コンティニュア認証を実施する試験機関として認定されたことを発表した。IT/医療機器の製造者が,コンティニュア認証製品との相互接続性をアピールするサポートを実施することが可能となった。
コンティニュア認証を受けた製品/サービスは,コンティニュア・ガイドラインの要求事項を満たしていることを保証し,スマートフォンおよびゲートウェイ,遠隔監視装置などの個人用医療機器/サービス間におけるシームレスな接続を促す。加えて,コンティニュアのロゴを有するパーソナル・ヘルスケア製品は,接続適合性の要求事項だけでなく,他のコンティニュア対応製品との相互接続性に関する要求事項も満たしていることを示している。接続の適合性を主張するためには,これら認証プログラムの要件を全て満たすことが必要。「コンティニュア設計ガイドライン」には,コンティニュア対応機器間の相互接続性を確立するために選択すべき規格および仕様が記されている。
今回,ULの試験所が認定されたことで,コンティニュア認証に必要なあらゆる試験の実施と共に,新たな対応製品となった機器への結果とレポートを発行することが可能となった。さらに,本認証に関心のある製造者に向け,助言や説明,研修を行うサービスも実施する。
コンティニュア・ヘルス・アライアンスの事務局長であるチャック・パーカー氏は,次のように述べている。「ヘルスケア製品の安全に寄与する世界的企業として医療業界の信頼も厚いULの参加を,大変嬉しく思います。私達が期待するのは,相互接続性がパーソナル・ヘルスケア機器/システムの世界的成長・拡大の原動力となることです。このビジョンを達成するには,ULのような世界的リーダーの協力が欠かせません。参加企業にとっても,ULのリソースや試験を受けられるようになることは,大いに助かるでしょう」
ULのライフ&ヘルス事業部門の業務責任者であるアニル・パテル氏と,検査・検証サービス事業部門の業務責任者兼本部長であるステファン・カーク氏は,「ULのお客様は,自社製品の市場投入に際し,ULの確実かつ信頼できる試験と情報提供サービスを受けることを所望されます。コンティニュア認証試験をULの新サービスとして加えることで,お客様とその製品が新たな市場に進出する機会の拡大に寄与することができます」と述べている。 |