(株)フィリップスエレクトロニクスジャパンは,4月13日より,サーバー型マルチモダリティ解析ワークステーション「IntelliSpace Portal」の販売を開始することを発表した。
この「IntelliSpace Portal」はクライアントライセンスフリーで,接続クライアントの増設に伴うライセンス費用が不要なため,院内画像ネットワークに接続されている端末に何台でも必要なアプリケーションをインストールすることができる。そのため院内のどこからでも画像解析を行うことが可能で,同時にコスト負担の軽減が図れる。
さらに「IntelliSpace Portal」はマルチモダリティ対応であるため,読影の際,一画面で CT,MRI,核医学装置の画像解析が可能で,ワークフローの改善につながる。また, 30以上のアプリケーションを備えており, CT装置では心機能解析, MRI装置では腫瘍経時観察機能,核医学装置ではフュージョン機能など,多数の新たな解析機能が加わった。
(株)フィリップスエレクトロニクスジャパン,代表取締役社長ダニー・リスバーグ氏は,「フィリップスのサーバー型マルチモダリティ解析ワークステーション『 IntelliSpace Portal』は,経済性に優れ,医療従事者の日々の業務改善を可能にする画期的な製品です。フィリップスは今後も,お客様の求める幅広いニーズに応えられる高品位なシステムを提案し,お客様ならびに患者様の満足度向上に努めていきたいと思います」と述べている。
●「IntelliSpace Portal」の特長・メリット
- CT,MRI,核医学装置のマルチモダリティ画像解析が可能
- クライアントライセンスフリーで,追加コストをかけず接続端末数の拡張が可能
- CT,MRI,核医学装置のアプリケーションが 30種類以上
「IntelliSpace Portal」構成図
腫瘍経時観察機能画面の一例
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