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オリンパス
バイポーラ高周波と超音波の統合エネルギーデバイス
「THUNDERBEAT(サンダービート)」発売

(2012/3/21)

●問い合わせ先
オリンパスメディカルシステムズ(株)
販売本部 CIセンター
TEL 0120-41-7149 FAX 03-3375-7596
http://www.olympusmedical.jp/

 

  オリンパスメディカルシステムズ(株)は,世界で初めてバイポーラ高周波エネルギーと超音波エネルギーを統合した血管封止(シール)・切開剥離デバイス「THUNDERBEAT(サンダービート)」を,2012年3月から米国,欧州およびアジア一部地域で順次発売(日本においては薬事未承認)する。

  血管のシール,止血に優れるバイポーラ高周波エネルギーと,組織の切開・剥離に優れる超音波エネルギーを同時出力することにより,1本のデバイスで血管の封止操作と組織の迅速な切開・剥離操作が行える。より患者さんに負担の少ない低侵襲な手術の効率向上に貢献する。

●「THUNDERBEAT」の製品構成 (ハンドピース6種,各5本入り)
・サンダービート 5mm,45cm,ピストルグリップ TB-0545PC
・サンダービート 5mm,35cm,ピストルグリップ TB-0535PC
・サンダービート 5mm,45cm,インライングリップ TB-0545IC
・サンダービート 5mm,35cm,インライングリップ TB-0535IC
・サンダービート 5mm,20cm,インライングリップ TB-0520IC
・サンダービート 5mm,10cm,インライングリップ TB-0510IC

※ 同時発売のSurgical Tissue Management System(超音波ジェネレータ「USG-400」,高周波ジェネレータ「ESG-400」およびTHUNDERBEATトランスデューサー「TD-TB400」)との組み合わせによって機能を発揮する。

THUNDERBEAT

●主な特長

1. 世界で初めてバイポーラ高周波エネルギーと超音波エネルギーを統合
バイポーラ高周波エネルギーと超音波エネルギーの同時出力により,2つのエネルギーの利点を併せ持つエネルギーデバイス。

2. 血管の封止(シール)操作を実現
血管の封止,止血に優れるバイポーラ高周波エネルギーにより,血管の封止操作が可能。また,開閉部の先端から根元まで組織の厚みによらず,より均一な圧力で把持できる機構(ワイパージョーメカニズム)の採用により,安定した封止操作を実現。

3. 組織を凝固しながらの迅速な切開操作が可能
バイポーラエネルギーによる凝固操作をしながら,超音波エネルギーにより迅速な切開・剥離操作が可能。従来のバイポーラデバイスで必要だった機械的な切離のためのブレードとその駆動のための機構をなくし,ワンアクションで素早い(シームレスな)剥離・切開操作が可能。

4. 繊細な剥離操作を実現
剥離鉗子並みの細い先端形状の採用,および先端の開く力(剥離力量)の向上により,繊細な剥離性能を実現。

5. 1本のデバイスで多様な操作が可能
1本のデバイスで血管の封止,止血,組織の凝固・切開,剥離の各操作がクラストップレベルで行える。これにより,他のデバイスへの交換が不要なため,シームレスで効率的な手術を実現。