(株)ナナオは,手術室向け画像表示モニターソリューションEIZO RadiForce LX600W (60.1型カラー液晶モニター)と信号配信マネージャーLMM0802を2012年7月2日より販売する。(価格はオープン)
手術室では,X線画像,内視鏡画像,心拍数など様々な医療情報の参照が必要であり,複数のモニターを並べ,それぞれの画面に各情報を表示することが一般的だが,情報の管理,操作の負荷軽減への関心が高まっている。このような中,同社は,これら異なるシステムから送信される医療情報を収集,管理,操作する信号配信マネージャーと,全情報を一画面に表示する56インチモニターを販売している。そして今回,さらに大型のモニターと小型の配信マネージャーを発売し,手術室のシステム規模に応じて選べるラインアップを提供する。
RadiForce LX600Wは,対角60インチの大画面に高解像度8メガピクセル(3840×2160=829万画素)の情報表示が可能。液晶の光源となるバックライトにLED(発光ダイオード)を搭載し,CCFL(冷陰極管)バックライト搭載機種と比べて低消費電力を実現する。
LMM0802は,現行機種と比較して約73%の軽量化,約67%のコンパクト化を実現。従来よりも設置場所の制限が少なく,例えばモニターと合わせて天吊りアームに設置することが可能になる。さらに,ユーザーインターフェースを改良し,操作内容を視覚的,直感的に捉えやすくした。ユーザーの使い勝手を向上させることで,機能説明など導入時や運用時の負荷を軽減する。
4月13日(金)〜15日(日),パシフィコ横浜で開催される2012 国際医用画像総合展 (ITEM 2012)にて今回発表製品の表示デモンストレーション,説明を行う。 |