(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパンは,2月1日より,生体情報モニタIntelliVueシリーズの新モジュールとして,「IntelliVue TcG10(インテリビュー・ティーシージーテン)」経皮ガス測定モジュールの販売を開始することを発表した。
この「IntelliVue TcG10」は,経皮的にtcpO2(経皮酸素分圧)およびtcpCO2(経皮二酸化炭素分圧)を測定するモジュールで,主にNICU(新生児集中治療室)で使用される。
「IntelliVue TcG10」は,日本をはじめ世界各国のNICU などの急性期部門,手術室などで高いシェアを有するフィリップス社製生体情報モニタ「IntelliVue MX シリーズ」,および「IntelliVue MPシリーズ」の上位機種と互換性を有している。
●「IntelliVue TcG10」の主な特長
- IntelliVue TcG10は校正ユニットを含めて一体型。
- タッチスクリーンを採用した直観的なユーザーインターフェースの生体情報モニタIntelliVue上で簡単に操作ができる。
●「IntelliVue TcG10」のメリット
- 経皮ガスパラメータのみならず,生体情報モニタIntelliVue で測定される様々なパラメータを一元的に管理・表示することにより,医療従事者の思考過程をサポート。
- 生体情報モニタIntelliVue で測定される様々なパラメータと組み合わせることにより,トレンドグラフやOxyCRG の表示が可能。
- 生体情報モニタIntelliVue で測定される他のパラメータ同様,経皮ガスパラメータをストレス無く電子カルテへ送信することができる。
「IntelliVue TcG10」経皮ガス測定モジュールの希望販売価格は200万円で(税込,仕様により異なる),国内初年度の販売目標台数は約100台を見込んでいる。
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン 代表取締役社長 ダニー・リスバーグ氏は,「フィリップスはIntelliVueシリーズの信頼と実績により,NICUなど新生児領域における生体情報モニタのマーケットで全世界的に高いシェアを誇っています。今回,新たに『IntelliVue TcG10』経皮ガス測定モジュールを導入することにより,フィリップスは新生児医療により貢献していきたいと思います」と述べている。 |