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富士フイルム
下部消化管用拡大内視鏡 「EC-590ZP」発売
〜135倍まで病変を拡大観察可能,
大腸がんの早期発見をサポートする内視鏡〜

(2011/12/14)

●問い合わせ先
富士フイルムメディカル(株)
営業本部 マーケティング部
TEL 03-6419-8033
http://fujifilm.jp/business/healthcare/

下部消化管用拡大内視鏡 「EC-590ZP」

  富士フイルム(株)は,大腸の検査・治療に使用される下部消化管用拡大内視鏡の新ラインアップとして,挿入部が11.8mmの細径で倍率135倍まで病変を拡大観察可能な「EC-590ZP」を,12月15日より富士フイルムメディカル(株)を通じて発売する。「EC-590ZP」は,大腸への挿入性向上による大腸検査時の患者負担軽減を目指すとともに,独自の画像センサー・光学技術による高画質画像で病変の早期発見をサポートする新製品。

  大腸は全長が長く,急峻(きゅうしゅん)な屈曲部を持つ臓器であることから,大腸内視鏡には,挿入性の良さや観察性能の高さに加え,患者の苦痛を抑える工夫が必要とされている。患者の苦痛を抑えるためには,スコープの細さ,軟らかさが求められている一方,医師の操作の力加減をスコープに伝えるために,ある程度の硬さも必要とされている。

  今回発売する「EC-590ZP」は,こうした医療現場のニーズに対応し,スコープ表面にコーティングする樹脂の量を,先端部分から手元側の操作部に向け連続して変化させる構造を採用。スコープの先端部分には柔軟性を持たせ,手元側の操作部に向かってスコープを硬くしている。これにより,患者の苦痛軽減につながるスコープ先端部分の軟らかさと,力加減を伝えるために必要なスコープの硬さという点で,適切なバランスを追求している。大腸への挿入性のさらなる向上と,患者の苦痛軽減の両立を追求することで,効率的かつ安全な検査の実現を目指す。

● 主な特長

(1) 細径で拡大倍率135倍を実現
独自のスコープ設計技術を駆使し,挿入部が11.8mmの細径で光学ズーム機能により倍率135倍まで病変を拡大して観察可能。大腸がんの早期発見などをサポートする。

(2) 高い挿入性を追求
スコープ表面にコーティングする樹脂の量を,先端部分から手元側の操作部に向けて連続して変化させる構造を採用。スコープの先端部分には柔軟性を持たせ,手元側の操作部に向かってスコープを硬くしている。これにより,患者の苦痛軽減につながるスコープ先端部分のやわらかさと,医師の操作の力加減を伝えるために必要なスコープの硬さという点で,適切なバランスを追求している。大腸への挿入性の向上と,患者の苦痛軽減を両立したことで,効率的かつ安全な検査の実現を目指す。

(3) 新たな光学部材を採用し,「FICE」による観察がさらに進化
血管観察の阻害要因となる長波長光をカットする光学部材を搭載し,粘膜と微細血管の色のコントラストをより向上。分光画像処理機能「FICE」 と併用することで,病変の早期発見・診断をサポートする。また,独自の画像センサー「スーパーCCDハニカム™」を搭載し,高い解像度を実現。微細な血管走行など微妙な色の描写力向上が期待できる。

(4) 操作部を改良し,操作性をさらに向上
操作部のズームボタン形状の変更,さらに送水用のチューブ位置を変更することで操作性を向上。従来機種で好評な「軽量で操作性に優れたグリップ」も採用している。