インテル(株)は,11月9日から3日間,パソコンを利用したヘルスケア体験イベント「パソコンで“健考”相談室」をJR品川駅構内のイベント・スペースに開設した。
期間中1,000人を越える来場者が最新の血圧計とパソコンで簡単に行える血圧測定ならびにデータの自動管理を体験。来場者の半数以上は,血圧が“高め"(※注)の判定結果となった。
「パソコンで“健考"相談室」は,健康増進や慢性疾患の予防を目的に,家庭や職場での健康管理を促進する PCヘルスケア普及活動の一環としてインテルが開催したもの。利用した血圧計およびパソコンは,健康管理機器とパソコンなどの ICT機器,オンライン・ヘルスケア・サービスとの相互運用を実現するコンティニュア規格に対応したものである。
健康増進の啓発活動として,NTTレゾナント株式会社が提供するオンライン・サービス「gooからだログ」を利用し,来場者の測定結果を集計したところ,半数以上が“高めの血圧"であることがわかった。
今回のイベントでは,将来の遠隔診療を想定し,パソコンのビデオ会議機能を使い,離れた場所にいる健康アドバイザーによる健康相談も試験的に実施され,来場者は測定結果をもとに正常な血圧を維持するためのアドバイスを受けた。
本体験イベントで使用された(株)エー・アンド・デイの血圧計,(株)東芝ならびにパナソニック(株)製のコンティニュア対応パソコンは,一般消費者向けに「NTT-X Store」で11月末より販売開始される予定。
注:日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインの基準をもとに正常高値血圧以上と評価された方を『高め』としている。今回のイベントで測定された血圧値は,気温など,会場のさまざまな環境要因の影響を受けており,体験者の日常の血圧値を示すものではない。 |