シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)は,使いやすさと精度管理を追及し,臨床と検査室の両方のニーズを満たす血液ガス分析装置「ラピッドポイント 500」(届出番号:13B1X10041000027)を発売した。
「ラピッドポイント 500」は,手術室やICUなどの1秒を争う臨床現場で求められる使いやすさをさらに追求し,同時に検査室が求める精度管理のニーズを満たす。オプションのラピッドコムデータマネジメントシステムを使用することにより,院内各所に設置されている血液ガス分析装置を遠隔から一元管理し,効果的な機器および消耗品管理,迅速なトラブル対応,さらには管理コストの削減が可能となる。また,測定項目にはラクテートが追加される予定。
●主な特長
- タッチスクリーンによるわかりやすい操作
- 内蔵ビデオガイダンスで操作方法をサポート。
- サンプル吸引時はハンズフリーで操作。専用シリンジやキャピラリー測定用アダプターは不要。
- クロット検知機能・自動プローブ洗浄により,つまりを防止し,確実で安全な測定を実現。
- 内蔵バーコードリーダーで患者IDやオペレーターIDを片手で素早くスキャン。
- USBポートの搭載により検査結果やイベントログのバックアップが簡単に短時間でできる。
- ガスボンベや個別の電極交換が不要のメンテナンスフリーカートリッジを使用。
●「ラピッドコムデータマネジメントシステム」とは
手術室,ICU,中央検査室,病棟など複数に点在している血液ガス分析装置をネットワークにて一元管理することできるシステム。接続機器のモニターやコントロール,トラブル管理,試薬残量管理などの遠隔操作が可能であり,また接続機器の制度管理データ,ログデータ等の一括管理,保存も可能。LIS/HISへの接続がシンプルになるため,管理コストの削減にも貢献する。 |