スター・プロダクト(株)は,赤外線イメージング技術を使って静脈を皮膚上にリアルタイムに投影する「ベインビュア ビジョン」を発売する。
ベインビューアは,近赤外線を皮膚に照射すると,血液中のヘモグロビンがこの近赤外線光を吸収し,周囲の組織が反射。ヘッドユニットがこの反射したデータを取り込んで処理し,皮膚の表面に投映する。
●主な特長
- 赤外線イメージング技術を使って皮下約10 oの深さの静脈をリアルタイムに直接皮膚上に投影する。
- 可視できない血管の評価が可能となる。
- 穿刺前に血流の良さや弁の位置が確認できることにより,針のゲージや穿刺位置の決定が早くなる。
- 穿刺後の注入薬剤の流れや血液の漏れなどもいち早く確認でき,危険薬剤による事故防止(血管外漏出)にも大変効果的。
- 直接皮膚上に投影するため患者から目を離す必要がない。
- この近赤外線は専門の資格や専用の部屋も不要。
- 皮膚を加熱したり損傷や交差感染の危険性もなく,造影剤も不要。誰もが院内のどの場所でも安全で手軽に使用できる。
- 処置時間の短縮,効率アップに繋がる。
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