JBCCホールディングス(株)の事業会社でJBグループの中核である,日本ビジネスコンピューター(株)は,病院内業務を効率的に改善する医療ソリューション「MedicalVision」の中でも主力製品である電子カルテや医事会計などをクラウド環境から提供する「MedicalVisionクラウドサービス」を発表した。
医療分野においては,診察情報の共有により患者様がより安心して質の高い医療が受けられる体制を整えるため,電子カルテの導入やレセプトのオンライン化など,IT化の流れが急速に加速している。それとともに,厚生労働省の通知により,安全管理のガイドライン4.1を遵守することを前提とし,民間事業者による診察記録の外部保存が認められるようになった。
「MedicalVisionクラウドサービス」は,コストや人的負担から電子カルテなどの導入を苦慮している中小規模の医療機関向けに,クラウド環境からセキュリティが保たれたインターネットVPN回線を通じて,電子カルテや医事会計,レセプトチェックなどの各システムを月額料金によるサービスとして提供する。
操作は病院内にある端末のWebブラウザー上で行うが,Webを利用したサービスのため端末へのアプリケーションプログラムの導入は不要であり,かつ患者様の診療データも端末には残らない。
また,同サービスは24時間365日の保守対応が可能なデータセンターで稼働するため,病院内のシステム管理者などの人的負担を軽減するとともに,障害/災害時におけるリスク管理体制の強化を支援する。
「MedicalVisionクラウドサービス」は2011年10月13日より販売を開始し,月額利用料は50万円(税抜き)〜となる。初年度の販売目標は10契約(1億円),2013年度には30契約(5億円)を目指す。
サービス条件:病床数100床以下,端末数100台以下(左記条件に合わない場合は個別対応可)
サービス製品:電子カルテ,医事会計,レセプトチェック,画像(ビューワー)
●主な特長
- Webブラウザー上でそれぞれのシステムを操作
- WindowsXP以上ならどのメーカーの端末でも利用可能 (※Internet Explorer 6〜8に対応)
- Webを利用したサービスのため,端末にはアプリケーションプログラムの導入不要
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