(株)ナナオは,3メガピクセルおよび2メガピクセルに対応したモノクロ,カラーの医用画像表示モニター EIZO RadiForce G&R-Series4機種を2011年11月1日から順次発売する。
新製品の4機種は,液晶の光源となるバックライトに白色LEDを採用することで長寿命化を実現し,モノクロモニターでは完全5年間保証を適用した。また,現行機種と比較して消費電力量を約21%低減する。
さらに,同一画面内のモノクロとカラー画像をハイブリッド表示できるHybrid Gamma機能や,DICOM Part 14準拠のキャリブレーションを簡単に実行できる内蔵センサー,ユーザの離着席を検知しモニターの電源を自動でオン・オフする人感センサーを搭載。現行機種よりも機能を拡充し,医療施設における画像表示環境の利便性を向上させる。
●新製品の概要
・RadiForce GX340 3メガピクセル モノクロ 2011年12月1日発売
・RadiForce RX340 3メガピクセル カラー 2011年11月1日発売
・RadiForce GX240 2メガピクセル モノクロ 2012年3月1日発売
・RadiForce RX240 2メガピクセル カラー 2012年1月10日発売
●主な特長や機能
白色LEDバックライトで長寿命化を実現
液晶の光源となるバックライトに白色LED(Light Emitting Diode 発光ダイオード)を採用。CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp 冷陰極管)バックライトを採用した現行機種と比較して経年劣化しにくいため,モノクロモニターは使用時間制限のない5年間の推奨輝度保証,カラーモニターは5年間かつ製品使用20,000時間以内であれば推奨輝度の維持を保証する。
消費電力量を現行比約21%低減
LEDバックライト採用により,同サイズの現行機種と同等以上の高輝度を実現しつつ,現行機種と比較して消費電力量を平均約21%低減す。さらに,CCFL採用の液晶モニターのように有害物質の水銀を使用していないため,製品廃棄時の環境負荷も軽減できる。
同一画面内のモノクロとカラー画像をハイブリッド表示
EIZO 独自の技術Hybrid Gamma機能が,同一画面内のモノクロとカラー画像の表示エリアを自動判別し,それぞれ最適な輝度と階調で再現する。PACS用アプリケーション内でモノクロ,カラー画像の混在が進む中,業務の効率化が期待できる。
内蔵Integrated Front SensorでDICOM Part 14準拠のキャリブレーションを手間なく実行
使用時にのみ表示画面に現れるIntegrated Front Sensorは,取り付け取り外しの手間と時間をかけることなく,DICOM Part14準拠のキャリブレーションを簡単に行える。モニター品質管理にかかる作業者の業務負荷とコストの削減が見込める。
節電に役立つ人感センサー
モニター内蔵の人感センサーがユーザの離着席を検知し,自動的にモニターのパワーセーブと復帰を実行。面倒な設定や操作を行うことなく,自動で節電が行える。 |