HOYA(株)とオリックス・レンテック(株)は,9月1日より,HOYAが製造・販売する「ペンタックス ポータブルマルチスコープ」のレンタルサービスを開始する。
胃瘻(いろう)とは,口から食事が摂れない,または飲み込むことが困難な患者さんに対しお腹に穴をあけて胃に直接カテーテルを通し栄養を供給する医療処置。寝たきりや認知症の方を中心に,日本国内に 26万人(社団法人全日本病院協会推計)の患者さんがおり,高齢化に伴いその数は増加している。胃瘻に使用されるカテーテルは,数週間から数ヶ月に一度定期交換が必要だが,留置位置の確認はこれまでレントゲンなどの検査を必要としていた。
ポータブルマルチスコープは医師が持ち運ぶことができ,介護施設等の往診先でもカテーテルの留置位置が確認できる医療機器で,2010年に発売以来,既に多くの医療機関や医師に採用されている。一方で,月に1回程度の介護施設訪問時にのみ使用したいという医療機関も多く,このたび HOYAとオリックス・レンテックが共同で本製品のレンタルサービスを開始する。最短1週間からレンタル可能。
●レンタルサービスの内容
・1week レンタル:レンタル料金:1週間2万円(送料・消費税別)
※同条件によりレンタル期間の延長が可能
・長期レンタル :1年以上の契約期間にも対応
|