(株)ナナオは、モニター品質管理ソフトウェア RadiCS Version 4.0.0とネットワーク品質管理ソフトウェアRadiNET Pro Version 4.0.0を発売した。
RadiCSは、常に安定した状態で画像を忠実に表示できるよう、モニターの表示精度を点検・補正するソフトウェア。RadiNET Proは、複数のモニターをネットワーク経由で一元管理するソフトウェアである。同社はこれらソフトウェアを2004年5月から販売している。
病院施設においては、モニター品質管理の重要性と必要性を認識しながらも、人的資源と時間の制約により、品質管理業務を実施できていない場合がある。そこで同社は、この品質管理業務をより「手早く簡単に」実現できるようにRadiCSとRadiNET Proを大きく刷新し、Version 4.0.0とした。
新しいRadiCS Version 4.0.0は、ユーザーインターフェースを大幅に改良し、管理作業の煩雑さを軽減する。グラフィカルなデザインやアイコンが文字の横に配置され、操作内容を視覚的、直感的に捉えやすく、また一覧性に優れたレイアウトにより、モニターのコンディションを瞬時に把握できる。加えて当バージョンは、不具合の理由といった必要な情報に1クリックでアクセスできるなど快適な操作性を実現する。
RadiNET Pro Version 4.0.0は、ツリー表示を採用した階層レイアウトにより、全管理モニターの構成を視覚的に捉えやすくなる。また操作ウィンドウは、様々な解像度の表示に対応しており、表示レイアウトの自由度が向上する。
●RadiCS Version 4.0.0の新機能
・不変性試験などの定期点検で不合格判定になった場合、RadiCSを起動しなくてもタスクトレイに注意を促すアイコンを表示
・受入試験、不変性試験のレポート作成が1クリックで可能
・受入試験、不変性試験の実行時間を現行バージョンと比較して約21%短縮(同社測定値)
・付属するUX1 Sensorの購入日から1年後の点検、校正サービスを添付
●RadiNET Pro Version 4.0.0の新機能
・管理対象のモニター一覧画面は組織、設置場所、部署、部屋などの構成を視覚的に捉えやすいツリー表示
・様々な解像度の表示に対応
・管理PC対応ブラウザにMozilla Firefoxを追加 |