(株)ナナオは,医用画像表示モニター EIZO RadiForce RX840(36.4型カラー液晶モニター,オープン価格)を2011年11月1日より発売する。
フィルムレス化が進む医療の現場では,取り扱う画像データ量や種類が急増し,より多くの情報や多様な画像を適切に表示できるモニターへのニーズが浮上している。
RadiForce RX840は,対角36.4インチの画面に,超高解像度8メガピクセルの情報表示が可能。3MPモニター2台分の医用画像に加えて検査リストも同時に表示できるなど,医療現場の多彩な画像表示ニーズに柔軟に対応する。
さらに,RadiForce RX840は,同社医用モニターとして初めて,液晶の光源となるバックライトに白色LEDを採用。CCFLバックライトと比較して経年劣化しにくく,長寿命化を実現する。
その他,RadiForce RX840は,同一画面内のモノクロとカラー画像をハイブリッド表示できるHybrid Gamma 機能搭載や,複数人で画面を見る際も共通したイメージを共有できる広視野角パネル採用,DICOM Part 14 準拠のキャリブレーションが実行できるセンサー内蔵など, 同社医用画像表示モニターRadiForceのフラッグシップモデルの基本コンセプトを踏襲している。
なお,同製品は,2011年7月13日(水)〜15日(金)に東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2011」に展示される。
●主な特長や機能
超高解像度8メガピクセルの情報表示
対角36.4インチの画面に,超高解像度8メガピクセル(4096×2160=884万画素)の情報表示が可能。3MPモニター2台分の医用画像に加えて検査リストも同時に表示するなどの,医療現場の多彩な画像表示ニーズに柔軟に対応する。同社医用画像表示用モニターRadiForce G&R-Seriesに広い表示領域を確保した新たなサイズが加わり,ユーザの選択肢がさらに広がる。
バックライトに白色LEDを採用し長寿命化を実現
同社医用モニターとして初めて,液晶の光源となるバックライトに白色LED(Light Emitting Diode 発光ダイオード)を採用。CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp冷陰極管)バックライトと比較して経年劣化しにくく,5年間かつ製品使用25,000時間以内は推奨輝度400cd/m2の維持を保証,という長寿命を実現する。
同一画面内のモノクロとカラー画像をハイブリッド表示
EIZO独自の技術Hybrid Gamma機能が,同一画面内のモノクロとカラー画像の表示エリアを自動判別し,それぞれ最適な輝度と階調で再現する。PACS用アプリケーション内でモノクロ,カラー画像の混在が進む中,業務の効率化が期待できる。
複数人でも見やすい広視野角パネルを採用
176度という超ワイドな視野角で鮮明な画像表示を実現。複数人で画面を見る際も,角度による白浮きや色変化がなく,共通したイメージを共有でき,コミュニケーションを円滑にする。
内蔵センサーでDICOM Part 14 準拠のキャリブレーションを実現
モニターに内蔵されたIntegrated Front Sensor(IFS)により,取り付け取り外しの時間と手間をかけず,さらに品質管理タスク実行中は表示画面を妨げることなく,DICOM Part14 準拠のキャリブレーションを実現。モニター品質管理に伴う作業者の業務負荷とコストの削減が見込める。 |