フライシュマン・ヒラード・ジャパン(株)の医療専門ユニット「FHヘルスケア」は,本年7月1日に海外初拠点となるASEANオフィスをシンガポールに設立し,中国・インドも含めたアジアにおけるコンサルティングサービスを本格的に展開する。
現在,世界総人口(約69億人)の約6割がアジアに集中している。また,医療関連市場も急拡大し,今後の医療用医薬品市場の成長を牽引するといわれる新興17ヶ国のうち,5ヶ国(中国,インド,ベトナム,タイ,インドネシア)はアジアが占めており,製薬/医療機器などヘルスケア関連企業にとってアジアは今後さらに重要な市場になることが確実視されている。
一方で,市場競争が激化するアジアにおいて日本企業がビジネス拡大するためには,「進出国の医療提供体制,市場環境,患者(消費者)ニーズを正確に把握する」「企業理念や自社製品の価値を医師,患者(消費者),現地社員,アライアンス企業などのステークホルダーに正しく伝える」「継続的な情報収集により,製品の副作用や不具合などのリスクを回避する」「クライシス発生時は的確かつ迅速な対応により,医療現場の混乱を最小限に止める」など,本社と現地法人が一体となった戦略的なコミュニケーション活動が極めて重要となる。
このような背景を踏まえ,FHヘルスケアは,多くのヘルスケア企業の研究開発,マーケティング・販売,アライアンスの拠点となっているシンガポールにASEANオフィスを設立し,コミュニケーション活動の立案から実践まで,戦略性に富んだきめ細かいコンサルティングサービスを提供していく。
FHヘルスケア前代表で,ASEANオフィス代表に就任する永田 正人氏は次のように述べている。
「我々は2008年のFHヘルスケア設立以来,日本国内において延べ30社以上の製薬/医療機器企業のコミュニケーション活動をサポートしています。一方,フライシュマン・ヒラードは全世界において豊富なコンサルティング実績を有し,アジアでは17都市に拠点を開設しています。“海外広報・PR体制の未整備”“現地社員との意思疎通不足”“クライシス対応への準備不足”といった多くの企業が抱えるコミュニケーション課題を解消すべく,“医療分野における専門性”と“グローバルネットワーク”という強みを活かして日本企業の海外ビジネス展開をサポートしてまいります」
●FHヘルスケアについて
FHヘルスケアは,フライシュマン・ヒラード・ジャパンの医療専門ユニットとして,2008年10月1日に発足。「Patient-Centered Approach®」という基本理念のもと,製薬企業,医療機器企業,病院などに対して専門的かつきめ細かいコミュニケーション・コンサルティングサービスを提供。
●FHヘルスケア ASEANオフィスについて
住所:Pico Creative Centre, Level Eight 20, Kallang Avenue, Singapore 339411
Tel :+65-6339-1066(代表)
+65-6424-6374(直通)
Fax :+65-9424-6355
サービス開始:2011年7月
サービス内容:
グローバルPR環境分析(企業・製品認知度調査,メディア報道分析 など)
広報・PR担当者向けトレーニング(広報・PR基礎講座,医療PR実践講座 など)
コミュニケーション戦略 構築コンサルティング(キーメッセージ構築,年間計画作成 など)
コミュニケーション活動 実践サポート(メディアリレーション,運営サポート など)
危機管理コンサルティング(クライシスマニュアル作成,模擬トレーニング など)
スピーカートレーニング(経営層向けメッセージ性向上トレーニング など) |