東芝メディカルシステムズ(株)は,東芝メディカルの買収目的子会社(以下「合併子会社」)を通じて米国バイタル・イメージズ・インク(以下,バイタル社)の全発行済み普通株式に対する一株当たり18.75ドルでの現金による当初の公開買付けが成立したことを発表した。また,東芝メディカルは,2011年6月15日17時(米国東部時間)に完了する予定のSubsequent Offering Period*1 を設定し,引続き公開買付けを実施する。
当初の公開買付けは2011年6月8日24時(米国東部時間)に完了。その時点で,応募された株式数はバイタル社の全発行済み株式の83.9%(Notice of Guaranteed Delivery*2 により応募された557,935株を含む)となり,応募後に撤回されていない。当初の公開買付けにおける応募株式数が下限応募株式数を超えたので,合併子会社は公開買付け期間中に正当に応募された全ての株式について速やかに買付けの承諾および支払いを行う予定である。
東芝メディカルと合併子会社は2011年6月9日(米国東部時間)より,未だ応募されていないバイタル社の株式について応募の機会を提供するためにSubsequent Offering Periodを開始した。Subsequent Offering Periodにおいても,当初の買付け期間と同じくバイタル社の普通株式に対して一株当たり18.75ドルでの現金による公開買付けを実施し,応募され次第,速やかに公開買付け条件に基づいて支払いが行われる予定。Subsequent Offering Periodにおいては株式の応募の撤回は出来ない。
*1 Subsequent Offering Period
公開買付け期間が終了した後,引き続き買付者が株式の買い付けを承諾する場合,米国法が規定するSubsequent Offering Periodを設定し,公開買付け終了前に応募しなかった株主に対して,株式譲渡の機会を提供することができる制度。なお,この期間中の株式買取手続きについては,Notice of Guaranteed Deliveryによる手続きが行えない,応募の取り下げができないことの2点を除き,公開買付けと同様となる。
*2 Notice of Guaranteed Delivery
所有する株式の公開買付けに応募する際,株券をすぐに手元に用意できない場合,もしくは所有する株式が振替株式等で,公開買付け期間終了までに株主自身が買い付け応募の手続きをとれない場合に,Notice of Guaranteed Deliveryを提出することにより,株主は公開買付けに応募することができる。
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