シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)は,臨床化学自動分析装置ディメンション EXL 200を発売する。
ディメンション EXL 200は,小規模から中規模の臨床検査室向けに,コンパクトな本体にLOCI法を搭載し,生化学・免疫検査を一台に集約した次世代の自動分析装置。ディメンション EXL 200の導入により,検査室では心疾患関連マーカー,甲状腺ホルモン,血中薬物濃度,血漿蛋白,一般生化学,特殊・凝固まで,幅広い検査項目測定を少スペースで実施することが可能。免疫検査法に使用されるLOCI法は,少ない検体量で迅速かつ高感度分析を可能とする,これまでにない化学発光技術である。
この新技術を10年以上の実績がある生化学・免疫検査統合システムであるディメンションシリーズに搭載することにより,高感度トロポニンIなどの緊急心疾患マーカー検査およびTSH,FT4などの甲状腺ホルモン検査の結果を,少検体量かつ短時間での報告を可能にした。
臨床化学自動分析装置ディメンションシリーズは1985年に生化学検査専用機として発売され,現在に至るまでルーチン検査を始め,夜間・緊急検査,災害対策用として使用されてきた。
さらに,1997年には生化学検査と免疫検査が1台のシステムで操作が可能となるディメンション RxL-HMが発売され,あらゆる検査室のニーズに合わせた機種を展開してきた。ディメンション EXL 200の発売により,新たな免疫技術を搭載した次世代の統合システムを提供する。 |