コニカミノルタエムジー(株)は, CRコンソール/ビューワ/ファイリング機能を一体化した医療用画像オールインワンシステム「REGIUS Unitea-i(レジウス ユニティア アイ)」を2011年5月より発売する。
現在,医療分野のIT化が厚生労働省によって強力に推進されており,クリニック(診療所)においても, 今以上に急速にIT化が進むものと予想される。コニカミノルタは,1999年のデジタルX線画像読み取り装置(Computed Radiography,以下CR)「REGIUS model150」発売以来,医療画像診断の分野で医療分野のIT化に貢献してきた。
2007年には,医療用画像オールインワンシステム「REGIUS Unitea」を発売し,シンプルな操作性と最適な診断画像で高い評価を受けている。この製品は,CRとネットワークし,画像表示に加えてファイリング機能をもつことにより,検査前から検査後の画像保存・管理までの一連の機能を統合することができ,医療業務の効率化に役立つ。また,操作ボタンの位置の統一など,作業の確実性や使い易さにも優れていることから,2007年度グッドデザイン賞を受賞している。
今回発売する「REGIUS Unitea-i」は,REGIUS Uniteaの機能を備えながら,よりシンプルな操作性を実現した。キーボードやマウス操作以外に,スマートフォンでは一般的となっているマルチタッチ操作にも対応しており,画像の拡大縮小や階調変更などを2本の指を使って直感的に行える。タッチ方式には赤外線光学イメージング方式を採用しており,指またはタッチペンなどでの書き込みも可能。
また,CR画像だけでなく,超音波装置や内視鏡装置などの各種診断機器の画像をはじめデジタルカメラやスキャナからの画像も取り込むことができ,レセプトコンピュータや電子カルテシステムからの患者基本情報オンライン取得にも対応(オプション)している。
●主な特長
・大画面マルチタッチモニタに対応
・タッチ操作で拡大縮小,階調変更
・多様な画像データの取り込みが可能 |