(株)フィリップスエレクトロニクスジャパン(以下 フィリップス)は4月より,新型CT装置「Ingenuity CT」の販売を開始した。
この「Ingenuity CT」は,アーチファクトを抑制する機能に優れ,さまざまなCT検査において質の高い画像を提供することを可能にする,新しくデザインされた128スライスCT装置。第4世代の逐次近似法として開発されたiDose4(アイドーズ・フォー)と呼ばれる機能とのインテグレーションにより高画質と被ばく低減の両立を実現し,演算処理スピードにおいても「RapidView IR」(ラピッドビュー・アイアール)と呼ばれる新しいリコンストラクターを搭載することで大幅なスピードアップを可能とする。操作コンソールは直感的に操作可能なユーザーインターフェースを有しており,患者スループットの向上やスムーズな検査を支援する。さらに新しいX線管球「MRC iCE」(エムアールシー・アイス)が搭載されることによりウォームアップの時間が不要となり,装置の信頼性も更に向上する。これらにより,広い臨床領域で診断能と検査効率の向上が期待される。
(株)フィリップスエレクトロニクスジャパン 代表取締役社長 ダニー・リスバーグ氏は,「フィリップスは,高画質と低被ばくを両立する「Ingenuity CT」を加え,お客様の求める幅広いニーズに応えられるラインアップを展開し,お客様の更なる満足度向上に努めて参ります」と述べている。
●「Ingenuity CT」のメリット
・アーチファクトを抑制した高画質の取得
・ノイズの少ない高分解能画像の取得
・画質を落とさず最大80%の被ばくを低減
・最速16 枚/秒を実現する画像演算処理速度によるスループット向上
・直感的な操作を可能とするユーザーインターフェースによる検査効率向上
・ウォームアップ時間を必要としない新しいX線管球によるスムーズな検査 |