コニカミノルタは,カラー超音波画像診断装置「SONIMAGE 613」を2011年4月1日に発売する。
超音波画像診断装置は,受診者の負担が少なく,リアルタイムに画像を観察できるため,幅広い臨床領域で使用されている。
今回発売する「SONIMAGE 613」は,動画記録時間が従来のMid-Rangeクラスの10倍以上,空間コンパウンド処理機能をはじめとする1ランク上の多彩な機能を搭載した,コンパクトサイズかつ軽量の超音波画像診断装置で ,2009年9月に発売後その高い操作性と高画質で公表を得ている「SONIMAGE 513の上位機種にあたる。
本製品は,同一部位に対して複数の方向から超音波を送受信して画像を構成する空間コンパウンド処理を行うことにより,被検部位の裏側近くまで回り込んだ検査画像を提供する。また,動脈硬化の進行度の診断において求められる頚動脈血管壁の内中膜複合体厚(IMT)計測を自動的に計測し表示するAuto IMT機能もオプションで搭載でき,スムーズな検査をサポートする。
さらに,従来の左右2画面表示に加えて,上下に2画面を配置する機能も搭載しており,整形外科などで求められる横に広い検査画像での比較を可能にしている。モニターサイズも17インチと,従来よりも大きめのサイズを採用し,より見やすい画像環境を提供している。
また,本製品とCRコンソール/ビューワ/ファイリング機能を一体化したオールイン端末「REGIUS Unitea (レジウス ユニティア)」を連携させることにより,検査画像をCRなどと合わせて一元管理することができる。
●主な特長
1.動画記録時間が従来の10倍以上
最大シネ駒数が2500フレーム以上と従来のMid-Rangeクラス製品より一桁向上した性能を実現,動画の記録時間が10倍以上になった。
2.空間コンパウンド処理搭載
同一部位に対して複数の方向から超音波を送受信して画像を構成する空間コンパウンド処理や,画像のエッジを強調させるDynamic MR™など,1ランク上の多彩な画像処理機能を搭載し,よりノイズの少ないシャープな検査画像を提供する。また,頚動脈の内中膜複合体厚の計測を自動的に計測し解析表示するAuto IMT機能もオプションで搭載可能。
3.上下 2 画面表示機能搭載
上下に2画面表示する機能が搭載され,疾患部位と健常部位の画像を上下に表示することで,横に広い検査画像を比較することが可能。この機能により,整形外科などでも大変使い易くなった。
4.コンパクトで軽量
大きな設置スペースを必要としないコンパクトボディ設計。また,重さも61Kgと軽量で,なめらかに動く大型キャスターにより,簡単に移動ができる。
5.REGIUS Unitea を使えば画像の一元管理が可能に
標準で,オールイン端末「REGIUS Unitea」とDICOM接続が可能。CR,内視鏡などの画像と合わせて,検査画像の一元管理が可能。 |