富士フイルム(株)は,軽量・薄型のDR方式カセッテサイズデジタルX線画像診断装置の無線タイプ「FUJIFILM DR CALNEO C 1417 Wireless」(以下,「CALNEO C ワイヤレス」)を,4月20日より富士フイルムメディカル(株)を通じて発売する。
「CALNEO C ワイヤレス」は,X線変換効率を大幅に向上させ,少ないX線量でもシャープかつ高画質なX線画像を提供する独自の「ISS方式」間接変換方式FPDを採用した「CALNEO」シリーズの新ラインアップ。
今回発売する「CALNEO C ワイヤレス」は,撮影したX線画像を無線LANで高速に制御ユニットへ通信する機能を備えている。撮影後約1秒で画像を表示し,次の撮影までの間隔も約10秒と短く,スピーディーに撮影を行えるため,連続撮影でも撮影者の業務効率化とX線検査時間の短縮が図れる。また,用途に応じて無線・有線を瞬時に切り替えることができ,無線LANモードでは,どんなポジションでもケーブルが撮影の邪魔をすることがない。一方,有線モードでは,撮影台を使った連続撮影でもバッテリー切れの心配がない。
「CALNEO C ワイヤレス」は,外形寸法がISO4090に準拠した従来のフィルムカセッテやCR用IPカセッテと同じ半切サイズ(横38.4cm×縦46cm)で,既設の立位・臥位撮影台へそのまま装着できるため,導入時に撮影台を買い換える必要がなく,導入コストを最小限に抑えて一般X線撮影で幅広く使用することができる。世界最薄の14.8mmで,3.3kgの軽量タイプのため,持ち運びにも便利。さらに全面耐荷重150kgを実現したことによって,ストレッチャーでの患者撮影など,カセッテの撮影面に大きな荷重が加わる場合でも安心して撮影できる。また,「CALNEO C ワイヤレス」を制御するコンソールは,他のDRやFCR装置なども制御可能で,一人の患者を複数の装置で撮影する場合にも最適な撮影ワークフローを提供する。
●主な特長
(1) 無線LANに対応したDR方式カセッテサイズデジタルX線画像診断装置
外形寸法がISO4090に準拠した従来のフィルムカセッテやCR用IPカセッテと同じ半切サイズ(横38.4cm×縦46cm)で,既設の立位・臥位撮影台へそのまま装着できるため,導入時に撮影台を買い換える必要がなく,導入コストを最小限に抑えて一般X線撮影で幅広く使用することができる。
世界最薄の14.8mmで,3.3kgの軽量タイプのため,持ち運びに便利。さらに全面耐荷重150kg,スポット荷重100kgを実現したことによって,ストレッチャーでの患者撮影など,カセッテの撮影面に大きな荷重が加わる場合や,患者の体重などが1点にかかる場合でも安心して撮影できる。
(2) 撮影業務効率の向上と検査時間の短縮を実現
撮影後,約1秒で画像が表示され,次の撮影までの間隔も約10秒と短く,連続撮影もストレスなくスピーティーに撮影でき,撮影者の業務効率化とX線検査時間の短縮が図れる。
(3) 「無線LANモード」と「有線モード」の切り替えが可能
撮影用途に応じて「無線LANモード」と「有線モード」を自由に切り替えできます(切り替え時間は約1秒)。有線モードでは「CALNEO C ワイヤレス」に搭載しているバッテリーも同時に充電できる。
無線LANモード時は,1つのバッテリーで最大750ショットの検査が可能。
(4) 拡張性の高いシステム
「CALNEO C ワイヤレス」を制御するコンソールは,他のDRやFCR装置なども制御可能で,一人の患者を複数の装置で撮影する場合にも患者情報や撮影画像を一元管理することができるなど,最適な撮影ワークフローを提供するとともに,省スペース化を実現。
(5) 高画質な診断画像を提供
・X線照射面側から光信号を読み取る「ISS方式」の間接変換方式FPDを搭載。光信号がセンサーに到達するまでの距離を短縮させて,拡散・減衰を抑え,X線変換効率を大幅に向上させている。さらに,精密塗布技術や粒子形成技術によって,蛍光体層を従来よりも厚くし,少ないX線量でもシャープなX線画像を得ることができる。
・FPDの素材には,性能安定性に優れたガドリニウム オキサイド サルファ(GoS)を採用。画像間の濃度のばらつきを抑え安定した画像に変換する「自動濃度補正機能」,空間周波数ごとに特性を調整することで診断目的に適したバランスの良いシャープで自然な強調画像を提供する「マルチ周波数処理」,ノイズ成分を大幅に抑制する「ノイズ抑制処理」,モアレ発生を防止する「グリッド除去処理」など高度な画像処機能を搭載。高いX線変換効率との相乗効果で,診断に最適な高画質画像を提供する。 |