キヤノンは,DR(Digital Radiography)方式のX線デジタル撮影装置の新製品として,据置型・フルサイズモデルの「デジタルラジオグラフィ CXDI-401シリーズ」4機種を5月1日より発売する。
新製品「デジタルラジオグラフィ CXDI-401シリーズ」は,据置型・フルサイズモデルで定評のある「CXDI-40シリーズ」の後継機種で,その優れた基本性能を継承しつつ,426(幅)×415(奥行き)mmの広範な有効撮影範囲を備え,新開発のセンサーを搭載した高画質・高精細のモデル。「CXDI-401C/401C COMPACT」は蛍光体にヨウ化セシウム(CsI)を採用しており,X線照射量を抑えた撮影が可能で,患者の負担を軽減する。
●主な特長
1.ピクセルピッチ125μmの高精細・高画質センサーを搭載
・新開発のピクセルピッチ125μmの高精細・高画質なX線平面センサーを搭載。従来機種※に比べ約1.6倍の約1,130万画素という高精細で,骨部なども鮮明に撮影可能。
※CXDI-40シリーズはピクセルピッチ160μm,約720万画素。
2.既存のアナログ用設備を流用可能
・「CXDI-401G COMPACT/401C COMPACT」は,有効撮影範囲426(幅)×415(奥行き)mmという大画面を確保しながら,外形寸法はカセッテトレイに収納可能な460(幅)×460(奥行き)×15(厚さ)mmを実現。
・既存のアナログ撮影用設備を大幅に変更することなく使用することができ,追加コストを抑えながらスピーディーで効率のよい撮影・診断が可能。
3.高感度センサーにより患者の負担を軽減
・「CXDI-401C/401C COMPACT」は蛍光体に光変換効率の高いヨウ化セシウム(CsI)を採用。X線照射量の低減と,画像の高精細化の両立を実現。
4.撮影から約3秒の高速で画像を表示
・フィルム現像のプロセスが必要であったアナログ方式に比べ,撮影後約3秒で撮影画像をモニターに表示できるため,スピーディーで効率のよい撮影・診断が可能。
なお,3月3日から7日まで,オーストリア・ウィーンで開催される「ECR(欧州放射線学会)2011」の併設展示場に設置するキヤノンブースに新製品を展示する予定。 |