富士フイルム(株)は,大学病院や地域中核病院などの高度な診断・治療ニーズにこたえるフルデジタル電子内視鏡システム「Advancia(アドバンシア)」の最上位プロセッサー「VP-4450HD」を,2月1日より富士フイルムメディカル(株)を通じて発売する。
●主な特長
(1) 医師の診断を強力にサポートする「デュアルモード機能」を新搭載
通常画像とFICE画像を同時に1つの画面に表示する「デュアルモード機能」を新搭載。通常画像とFICE画像を見比べながらの検査を可能とするため,小さな病変部の早期発見,正常部と病変部の境界線の正確な把握などをサポートする。
(2) 画像処理機能をさらに強化
構造強調や色彩強調などの画像処理機能をさらに強化。例えば,食道や胃,大腸などを観察する際に,全体の彩度を落とさずに画像を強調したり,これまで見えにくかった胃粘膜上の集合細静脈(RAC)を内視鏡を近づけずに高精細に描写することができる。
部位などの観察対象の明るさに応じて,シャッタースピードを1/200,1/100,1/60の中から自動設定。明るく,ブレの少ない画像を提供できる。
(3) DVI端子とHD-SDI端子を2系統ずつ搭載
DVI端子とHD-SDI端子をそれぞれ2系統搭載しているため,使い勝手が大幅に向上。HDモニターやHDレコーダーに接続でき,医療施設のニーズに適した内視鏡システムを構築することができる。
2つのモニター上に,フルデジタルの迫力のある高画質な画像を同時に映し出すことができるため,検査室と離れた場所で行われるライブ中継や医療カンファレンスなどで威力を発揮する。
HDレコーダーへの接続により,画質を劣化させずに記録することができる。 |