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コニカミノルタグループでは，主要な環境活動として「グリーンファクトリー認定制度」を実施するにあたり，工場を有して行う生産活動を23事業ユニットに分け，事業ユニットごとに達成すべき目標と活動計画を設定している。このたび，国内における5事業ユニットが「グリーンファクトリー認定制度 レベル1」を達成した。「レベル1」の条件は，2005年度を基準年として，生産高原単位でCO2排出量を12％，売上高原単位で外部排出量を30％および石油由来資源廃棄物量を30％削減するなどの高い目標値の達成だけでなく，実施のプロセスも約250項目のガイドラインに基づく評価をクリアした厳しいものである。
2011年1月，（株）コニカミノルタサプライズ，コニカミノルタエムジー（株） 甲府サイト，およびコニカミノルタテクノプロダクト（株）における3事業ユニットの合計 5事業ユニットがグループ初の「レベル1」を達成した。
コニカミノルタサプライズは，デジタル複合機やレーザープリンターなどの情報機器製品用資材（重合法トナー，感光体，現像剤）の生産拠点。「レベル1」達成にあたっては，設備の統合や効率的な制御などによりCO2排出量を27％，廃棄物の内部処理などにより外部排出量を40％削減した。
コニカミノルタエムジー 甲府サイトは，医療用ドライフィルムの生産拠点。「レベル1」達成にあたっては，各工程の省エネルギー施策などによりCO2排出量を20％，廃液の蒸留再生などにより外部排出量を44％削減した。
コニカミノルタテクノプロダクトは，デジタル医用画像読み取りシステムの機器の組み立ておよび読み取りメディアの生産拠点。「レベル1」達成にあたり，一例を挙げるならば，機器組み立て事業ユニットにおいては，ジャスト・イン・タイム生産方式の導入などにより，CO2排出量を43％削減した。
また，これらの事業ユニットはそれぞれ，今後も「グリーンファクトリー認定制度 レベル2」達成に向けて継続的に維持可能な活動計画を進めていく。
コニカミノルタは，持続可能な地球・社会の実現に貢献し，グローバル企業としての責任を果たすために，2050年までに実現すべき姿を示した長期環境ビジョン「エコビジョン2050」を策定し，製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を2050年までに2005年度比で80％削減を目指す。さらに，「エコビジョン2050」の実現に向けたマイルストーンとして，2015年度をターゲットとする「中期環境計画2015」を策定し，その目標達成を支える取り組みとして，2009年度から「グリーンファクトリー認定制度」による活動を開始した。
「グリーンファクトリー認定制度」は，「循環型社会への対応」「地球温暖化防止」「化学物質リスクの低減」について全社統一基準を定め，総合的な環境配慮工場を目指す活動。2015年度のあるべき姿を基準とした「レベル2」と，そのマイルストーンとしての2011年度の姿「レベル1」を設定し，それぞれの年度までに全事業ユニットでの達成を目指す。
今回「レベル1」を達成した5事業ユニットは，2010年1月から活動を開始した全世界の23事業ユニットの中でも，他に先駆けて2010年度内の達成を実現した。 |
