※2010年11月18日米国発表リリース翻訳
ロイヤルフィリップスエレクトロニクスと新生児医療機器の大手メーカー,アトムメディカル(株)は,両社の提携関係を強化し,周産期医療製品のラインナップをさらに充実していくことを発表した。この提携には,新生児用生体情報モニタ,在宅無呼吸モニタ装置,新生児用保育器や加温器,黄疸計,呼吸補助装置,周産期部門情報システムや治療補助製品,臨床教育製品が含まれる。まず米国と欧州市場の一部で販売提携が実施される予定。
フィリップスヘルスケア事業部周産期医療部門ゼネラルマネージャーのデイビッド・ラッセル氏は次のように述べている。「周産期医療機器業界の大手であり,高い医療技術力を持つフィリップスと,様々な産婦人科,新生児・未熟児医療分野の製品を提供しているアトムメディカルの連携から生まれる相乗効果に期待しています。アトムメディカルとの提携により,フィリップスは分娩室や新生児室,そして新生児集中治療室において,様々な新生児治療用製品を提供することができるようになります。また,幅広く継続的に周産期医療製品を開発することができ,関連市場への進出も可能になります。我が社の市場でのポジションはより強固なものとなるでしょう」。
フィリップスとアトムメディカルは,共に新生児医療における治療成績の向上を目指し,新生児の健全な発育をサポートする製品や教育の提供に取り組んでいる。また,医療従事者が医療技術だけに注目するのでなく,母子の心身の健康に集中できるような家族中心の医療を支援している。アトムメディカルは,1952年の国産初の近代的保育器発売など,新生児医療機器の製造において70年以上にわたる経験を持つ。さらにアトムメディカルは,2007年より日本国内において,フィリップス分娩監視装置「Avalon (アバロン)」や新生児用発育医療製品を販売してきた。
アトムメディカル代表取締役社長松原一雄氏は次のように述べている。「アトムメディカルは新生児医療分野において世界的なリーディングカンパニーであり,わが社の産婦人科,新生児・未熟児医療分野の専門技術によって,フィリップスの幅広い周産期医療機器のラインナップをさらに充実したものにできると確信しています。世界的に評価が高く,ヘルスケア分野でのイノベーションにおいて実績のあるフィリップスとの連携関係を強化できることを,わが社としても嬉しく思っています。両社の提携により,かけがえのない新しい生命や,周産期医療現場で働く医療従事者にとって,より充実した製品を提供することが可能となります」。 |