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（株）フィリップス エレクトロニクス ジャパンは，日本国内におけるフィリップス社製MRI装置の納入台数が累積で1,000台に到達したことを発表した。
フィリップスは，1986年9月に国内納入第1号のGyroscan S5を名古屋市立大学病院に納入した。それから25年目の今年10 月30 日に，Achieva 3.0T TX（アチーバ3.0 テスラ ティーエックス）が砂川市立病院（北海道砂川市）で稼働開始し，フィリップス社製MRI装置国内納入1,000台を達成した。11月18日には，1,000台目納入を記念して，同社代表取締役社長 ダニー・リスバーグ氏出席のもと，砂川市立病院にて記念式典を行った。式典に出席された砂川市立病院の小熊 豊院長は，「記念すべき国内1,000台目のMRI装置を当院に納入いただきましたこと，大変，光栄に思っています。当院も新本館が10 月28 日に開院し，新しいスタートを切ったところです。フィリップス社のAchieva 3.0T TX をはじめとした最新の医療機器を十分に活用して，万全の態勢で地域の皆さまに高度な医療を提供していきたいと考えています」と述べた。
フィリップスは，日本国内にMRI装置を納入し始めて25年目を迎えたが，15年以上，フィリップス社製MRI装置を使用している顧客が55施設ある。この感謝の意を表して，同社はフィリップスのMRI装置を15年以上使用している顧客に，記念のトロフィー，フィリップスヘルスケア グローバルMR事業部 最高責任者 コンラッド･スミッツ氏からの感謝状，ならびに記念品を進呈する。
1986 年に名古屋市立大学病院にフィリップス社製MRI装置の国内1台目の納入，および13台目の神戸大学医学部附属病院への納入に協力した神戸大学の河野 通雄名誉教授は，国内第1号機のGyroscan S5について，次のように述べている。「当時，教授を務めておりました名古屋市立大学でフィリップス社製が選定されました。その後，フィリップスの担当者，技術者とは何度もミーティングを重ね，我々の要望（ハード，ソフト面）に対して非常に熱心な対応をして下さったことを思い出します。様々な課題をクリアしていくことは，お互いに苦労ではありましたが，大変やり甲斐もありました。実際に稼働が始まり，第一例目が直腸がん症例で，その画像が鮮明に描出された時には大変感動した事を覚えています」。
同社代表取締役社長 ダニー・リスバーグ氏は，「日本でフィリップス社製MRI装置を納入し始めてから25年目にして1,000台を成し遂げることができたことを大変うれしく思っています。フィリップスはこれからもhealth and well-beingのリーディングカンパニーとして，人々が健やかで満ち足りた暮らしを送ることができるよう，積極的にサポートしていくと共に，最新の技術をもつ製品を提供していきたいと思います」と述べている。 |
