グッドマンは,平成22年11月8日付で主に末梢血管(ペリフェラル)インターベンション分野のステントを開発している米国ベンチャー企業:FlexibleStenting Solutions,Inc.(以下「FSS社」)と,同社の開発する浅大腿動脈(SFA)用ステントについての日本国内独占販売契約を締結した。本締結に伴い,今後独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)への当該製品に関わる薬事申請活動を開始する予定。
動脈硬化を原因とする下肢末梢血管の狭窄・閉塞による末梢動脈閉塞性疾患(peripheral arterialdisease:PAD)のインターベンション治療の市場規模は拡大傾向にある。そのなかでも浅大腿動脈(SFA)において使用するステントについては,現時点で日本国内での薬事承認を取得している製品はない。優れたステント(網目)デザインをもつ製品を開発・販売するFSS社と契約締結により,日本国内におけるPAD市場への先取参入を目的としている。
●契約内容
(1) 内容:日本国内における(輸入)独占販売契約
(2) 契約品目:浅大腿動脈(SFA)用ステント
(3) 契約期間:薬事承認取得後5年間
●FSS社製ステントの特長
FSS社の浅大腿動脈ステントは,優れたステント(網目)デザインを持つことで従来の製品にみられる屈曲時に曲部での網目の均一性が確保できない(第一世代)ことやデザインの冗長性が乏しい(第二世代)といった問題点を改善し,柔軟性,超弾性力(ばね性)を向上させるとともに,優れた耐久性を実現している(第三世代)。製品の疲労耐久性テストにおいても優良な成績結果を得ている。 |