東芝メディカルシステムズ(株)は,今年発売した超電導式磁気共鳴画像診断装置 東芝MRI Vantage Titan 3T において(財)日本産業デザイン振興会主催の「2010年度グッドデザイン賞」を受賞した。
Vantage Titan 3Tは,同社従来製品の2倍の強さとなる3テスラの磁場強度を,国産メーカーで初めて実現した。3テスラによる高機能,高精細画質へのニーズに応える一方,MRIが患者さんに対して心身ともに与えていた様々な検査の負担を軽減することに努めた。特に開口径については従来装置の65.5cmから71cmに拡大。検査が困難であった体の大きな方や腰の曲がった方,仰向け姿勢の困難な方など様々な患者さんがリラックスして検査を受けることができる。内部に設置したLED照明と共に開放感が向上している。さらに東芝独自の技術である静音化機構や送風系の改善等と合わせて,患者さんにとって優しい検査環境を目指した。今回の受賞は『すべては患者さんのために』に基づいた装置設計・システムデザインの考えが高評価を得た。
LED照明
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