(株)ワコムが提供する液晶ペンタブレットDTU-2231が,タカラベルモント(株)の歯科用最新チェアユニットの表示および入力操作端末として採用された。DTU-2231が組み込まれた本ユニットは,2010年10月8日(金)からパシフィコ横浜で開催されるワールドデンタルショー2010で初めて紹介される。
本ユニットは,治療・診察台と液晶ペンタブレットを組み合わせた開業歯科クリニック向けデンタルソリューションの一つで,患者と医師のコミュニケーションがより良く取れるとされる位置(お互いの正面が90度で交差する位置)に座れるように配慮された新製品。クリニックは主に地域住民が利用する機会が多いため,患者は医師とのコミュニケーションを特に重視する傾向がある。タカラベルモントは,本ユニットで手書きの記録を直感的に書き残すことができる点に着目し,診察記録の効率を向上させるだけでなく,患者に対して術前術後や治療計画の説明を分かりやすく行えるようにすることで,インフォームドコンセントをも向上させるという付加価値を提供できると期待している。
チェアユニットでの利用例 |
カウンセリングでの利用例 |
●主な特長
- フルHDワイド液晶ディスプレイの表示スペースを利用して,口腔内を異なる角度で撮影した画像などを同一画面上に表示させて,多くの情報を閲覧しながら診察することができる
- 手書きの書き込みや簡単なスケッチをディスプレイ上で直感的に行うことができるため,診察の内容や患部のスケッチなどの手書き情報を詳細に残すことができる
- 医師と患者が診療記録を一緒に見ながらコミュニケーションを取る仕組みができるため,患者に対するインフォームドコンセントを向上させることが期待できる
- 患者が待ち時間に自分の治療履歴や今後の治療方針を簡単な操作で閲覧することができる
●DTU-2231紹介Webサイト:
http://www.wacom.co.jp/solution/products/liquid_crystal/dtu2231.html |