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GEヘルスケア・ジャパン
国内開発の最新CT「Optima CT660 Pro」と
ポータブル心電計が2010年度グッドデザイン賞を受賞

(2010/10/4)

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
広報 松井
TEL 0120-202-021 FAX 042-585-5360
Mail: aki.matsui@ge.com
http://www.gehealthcare.co.jp

Optima CT660 Pro
Optima CT660 Pro

  GEヘルスケアグループの日本法人であるGEヘルスケア・ジャパン(株)が国内で開発・製造し本年4月に発売したコンピューター断層撮影装置(CT)「Optima CT660 Pro(オプティマ・シーティー660・プロ)」と,昨年6月に発売した可搬型の解析機能付心電計「MAC800(マック800)」がこのほど,本年度のグッドデザイン賞を受賞した。

  Optima CT660 Proは,米ゼネラル・エレクトリック(GE)が昨年5月に立ち上げた医療戦略「ヘルシーマジネーション」の重点分野の1つである「地域に適した技術開発」の一環として,国内の医療機関の声をもとに国内で開発・製造した64列CT。同社製CTとして初めて,ガントリ(撮影機構部)上部に12インチのカラーモニター「Xtream Display(エクストリーム・ディスプレー)」を搭載し,検査時の患者不安の軽減や操作性の向上を図った装置。また従来製品から最小設置面積を24%削減し,必要電源設備も75kvAに低減したほか,消費電力を約60%節約するエナジーセービングモードを搭載するなど高い環境性能と経済性を実現している(いずれも同社比)。審査にあたっては,患者と技師の双方から見やすいディスプレー,開口部の圧迫感の排除,患者を安心させるガイダンスやリラクゼーション・ムービーのコンテンツなど,不安を抱える患者の気持ちを第一に考えたデザイン,ならびに操作性を追求したタッチパネルによる直感的なワークフローなど,現場で求められる要件を丁寧に実現した点が高い評価を獲得し,今回の受賞に至った。

  MAC800 は,病院検査室や救急医療などの現場で使用されている高精度の心電図解析プログラムをコンパクトボディに搭載し,あらゆる医療現場で使いやすく,スピーディーな検査を可能とした心電計。ポータブル心電計では大型といえる7インチの高解像カラー液晶画面を採用し,より見やすくクリアな波形を表現。スタミナバッテリーやネットワーク機能の搭載で,あらゆる医療現場での使用に適応。高性能でありながら,小型軽量化を追求し,クリニックや病院内での持ち運び,往診など場所を選ばない機動性を実現した装置。審査では,見易く鮮明な波形を表現可能な大型カラー液晶画面や様々な使用状況に適応したシリコンキーパッドなど,同装置の使いやすく清潔感のあるデザインが高く評価され,受賞となった。

  今回の受賞を受けて,Optima CT660 Pro の設計を担当した同社グローバルデザイン室のシニア・インダストリアル・デザイナーを務める松村清志氏は,「患者さんが安心してCT 検査を受けるためには装置の外観より技師さんとの信頼関係が重要です。そのため単に検査を行うだけでなく技師さんと患者さんが自然とコミュニケーションがとれるようなデザインを目指しました。ブラインド操作できる操作パネルやフットスイッチ,患者情報や検査ガイダンスが表示されるディスプレーなど,技師さんが操作に煩わされることなく患者さんに対面しながら検査準備ができます」と述べている。

  またMAC800を設計したアメリカスタジオのリード・デザイナーであるトム・ハンター氏は,「『MAC800』は,あらゆる医療現場でご活用いただける心電計とは何かを考え開発に取り組み,様々な機能デザインがこれまでの心電計とは異なる独創的なフォルムを産みだしました。高性能,ポータビリティ,使いやすさ,さらにはデザインまで妥協せずに製品化しました」とコメントしている。